リポーター発

イタリア

アパートの水道代ってどうなってるの?

2014/1/20

 チャオ! 午後7時にピンポーンと、ドアベルの音。押し売りか? と、ドア穴をのぞくと、アパートの管理人さんでした。
 イタリアではアパートの管理人は資格を要する専門職です。アパートに住み込み、郵便の受け取りやアパートの掃除、簡単なメンテナンスをする人は管理人とは呼ばれません。
 さて、共益費と暖房代の請求書を持って来た管理人さん。書類受け取りのサインをしていると「子どもは何人」との問い。「2人です」と答えたら、「水道料金を子ども1人分で計算していたわ。2人分で計算し直さないと」。
 子どもの人数で水道料金が変わる? そういえば、わが家には水道のメーターがありません。前のアパートは各戸に水道と暖房のメーターが付いていました。築100年の今のアパートには戸別のメーターはありません。どうやって月々の支払い分を計算するのでしょう?
 水道代は、アパート全体の使用量を住人数で割って支払います。だから、世帯人数によって料金が変わります。同じ広さの部屋でも4人家族と単身とでは料金が違うのです。
 共益費は、各戸の占有面積で払う額が決まります。家が広いほど、共益費は高くなるのです。ただ、エレベーター料金はまた別で、居住階によって支払額が変わります。地階は無料。2階のわが家は年額約50ユーロ。うちのアパートで1番高いのは最上階の6階で、約150ユーロです。
 それから暖房代。アパートはセントラルヒーティングなので、地下のシステムから各戸内に熱湯が回っています。使う暖房器具の栓を開くとそこが暖かくなる仕組みです。
 各暖房器具にカウンターがあり、使用量が自動的に集計されるのです。請求書にはその計算が詳細に書き込まれているのですが、分かりにくい。その上、間違いも…。暖房代や水道代でもめるというのもよく聞く話です。
 各戸にメーターを取り付ければこんな面倒なことしなくて済むのに、と思うのは、私が細かいからでしょうか? あ、でもシャワー派が多いイタリア人と違って、毎日入浴しているから、実際にメーターを付けたら水道代が大変かもしれません。(和田忍=トリノ在住)

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