リポーター発

ドイツ

珍しいクラシックカーに夢中  (宮武加苗)

2013/7/11

 夏になると、クラシックカーがアウトバーンを優雅に走る姿を見かけるようになる。世界有数の自動車メーカーがあるドイツだけあって、車好きが多いのだろう。
 
 6月30日、自動車の町として知られるシュツットガルト市郊外で、クラシックカー愛好家が集うイベントが開催された。地元の大手自動車部品メーカーが主催したもので、約170台の珍しい車が出場した。ラリーや試験場での競技を通して、走行や性能など複数のカテゴリーを競い合ったのだ。

サーキットを走行するクラシックカー

サーキットを走行するクラシックカー

 ポルシェやBMW、メルセデスベンツなどのドイツ車が目立ったが、アメリカのフォードやイギリスのトライアンフなど海外の有名メーカー車も出場していた。1960年代から80年代製の車が多かったが、中には1929年製のビンテージカーの姿もあり、訪れた人の注目を集めていた。

サーキット脇の見物人

サーキット脇の見物人

 ラリーの舞台となったのは、草原が広がる田舎道で、自然の緑と車のボディーとの色鮮やかなコントラストがとても美しかった。会場となったのは普段は走行試験用に使われているサーキットで、大きなエンジン音を響かせながら走る車をサーキット脇の見物人が食い入るように目で追っていた。道路の水風船を避けながら走る競技もあり、風船が割れるたびに観衆から笑いが起こっていた。

水風船を避けながら走行する競技

水風船を避けながら走行する競技

 競技をすべて終えた車は1カ所に集められ、観客に披露された。お気に入りの車の前で記念写真を撮ったり、車のオーナーに技術的な質問をしたりと、会場は車が大好きな人たちの熱気に包まれていた。車のオーナーも、手間暇かけて手入れをしてきた自慢の愛車を披露する絶好の機会とあって、説明に熱が入っているようだった。

車好きであふれかえる会場

車好きであふれかえる会場

観客の質問に熱心に答える車のオーナー

観客の質問に熱心に答える車のオーナー

 今年優勝したのは、なんと1980年製のスズキのカブリオレだった。ドイツ車を差し置いて、日本車が優勝したことを日本人としてとても誇らしく思った。そしてこれまであまり車に興味がなかった私でも時間を忘れて楽しめた。
 来年は私の夫も趣味のクラシックカーで出場する予定だ。来年もぜひこのイベントに足を運んでみようと思う。 (宮武加苗=シュツットガルト)

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