リポーター発

イタリア

合気道教室 昼休みに汗

2014/4/4
道場で正座するレナート先生とマリア先生

道場で正座するレナート先生とマリア先生

 チャオ! 哲学研究者の内田樹先生に憧れている私。内田先生は合気道の師範でもあり、ミーハーが高じて合気道を始めました。
 イタリアで合気道? と思われるかもしれませんが、イタリアには空手や柔道だけでなく、居合、弓道と武道を学べる場所がたくさんあります。
 私の合気道の先生は、レナート先生とマリア先生。合気道の経験はともに40年以上。夫妻で道場を運営されています。現在の門弟は約80人います。
 夫妻は1970年代、イタリアに滞在されていた斉藤守弘九段師範に師事しました。ちなみにトリノだけでも20以上の合気道の団体があるのだとか。知らなかった。
 合気道の教室は、昼は午後0時半から、夜は午後8、9時からでそれぞれ週2回。年間の申し込みをしていれば、どの時間帯でも通えるので、全ての教室に通う生徒も多いのだとか。かなり熱いです。私はお昼の教室。周りの人は仕事の昼休みを利用して稽古に来ています。昼休みが午後0時半から3時までと長いイタリアならでは。みんなタフです。
 この道場に子ども向けの教室はなく、生徒はみんな18歳以上です。「合気道は強さを競うのではなく、人格形成のためだから60歳からでも学べるよ」とレナート先生。「教える上で、どんなことに注意されていますか」と聞いたところ、「日本的な指導はしていないよ」と返答。日本的な指導って何ですか?
 斉藤師範の指導は、同じことをひたすら繰り返していたとか。「長い目で見ると納得できるよ。だけど、自分が同じことをいまやったら、退屈でみんなやめちゃうからね。イタリア人は我慢ができないしね」。いや、日本人の私も無理ですから。
 練習は帯の色ごとに分かれ、有段者が下位の生徒を指導する方式で進められています。イタリア人の先輩方はなかなか厳しいですが、楽しいです。
 問題は、先輩方の話す日本語がよく理解できないこと。「アンミ」が「半身」だと分かるまでにしばらくかかりました。あと、数える時に「イチ」の次が「サン」になることも。「ニでは?」と思うのですが、新人なので言っていいものやら…。(和田忍=トリノ在住)

 わだ・しのぶ 広島市南区出身。広島市立大芸術学部卒業後、会社勤めなどを経て、2007年からイタリア人の夫とイタリアへ移住。2人の子どもとトリノで4人暮らし。現在、イラストなどの仕事を募集中。

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