リポーター発

イタリア

待機児童 in イタリー  (和田忍)

2013/6/1

 チャオ! 市場が近いわが家。毎朝5時半、魚屋さんの登場とともに起きる生活をしています。

 新年度の9月に1年生になる娘の小学校が決まってほっとしていたら、新たな問題です。4歳の息子が待機児童になってしまいました。

 2月末に同じトリノ市内で引っ越しをしました。6月までは旧居の近くの公立幼稚園に通わせ、9月から新居の近くに転園させる予定でした。2年目だし、転園なんて簡単だろうと思っていたのです。

 が、息子は公立幼稚園に入れませんでした。新居のある地域は子どもが多く幼稚園の激戦区だったのです。一応順番待ちのリストには入っていましたが、息子の名前は上から50番目。優先順位は、収入や家族構成、共働きかどうかなどによって決められるので、専業主婦(私)のいる家庭は優先されないのです。

 園からは「園を変える子が数人はいるから、11月までは待つように」と言われました。周囲に入れなかった子どもはどうするのかと聞いてみたところ、年長まで家に置いておくという人や私立幼稚園に入れるとの答えが。
 
 家に置いておく、といっても核家族のわが家で4歳の息子をずっと見るのはしんどいです。義理の両親や親族が近くに住んでいるわけではないので、現実的ではありません。

 そんなわけで急きょ、家から徒歩圏内の私立幼稚園を探し始めました。なぜ徒歩圏内かというと、夕方30分の間に娘と息子2人のお迎え行かなくてはならないから。イタリアでは小学校も子どもの送迎が義務です。まず4時に息子の幼稚園、4時半に娘の小学校に行かなければなりません。
 
 そのうえ登下校時は送迎の車で混雑するので、車で移動は不可能。バス・電車は時間に遅れる、ストで運休などイタリア的不安材料が多すぎてこれも無理だからです。

 この条件にあう私立幼稚園は1つだけでした。さて、見学に行った私立幼稚園。日本の幼稚園ってこんな感じなのかなぁと思うほど立派でした。が、値段も立派です。公立の幼稚園は払うのは給食費のみで、月額が約1万5千円。一方、私立幼稚園は登録料・授業料・洗濯代(お昼寝用のシーツや制服代わりのTシャツなど)・給食費などを合計すると月額で約8万円です。倍以上の開きがあるのです。

 突然降って来たわが家の待機児童問題。イタリアでも預かってもらえない子どもがいるんですよ。4歳児と二人きりで毎日過ごすのはちょっと…大変です。 (トリノ在住)

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