リポーター発

イタリア

投票所の片付けで休校

2014/6/20
トラックの荷台に掲示された候補者のポスター 

トラックの荷台に掲示された候補者のポスター 

 チャオ! 新緑の美しいイタリアです。観光で訪れるなら、いまがベストシーズン。とはいえ、花粉が飛んでいるので花粉症の人にはお薦めしません。
 5月下旬、欧州議会選挙が投開票されました。欧州連合(EU)全域で5年置きに実施され、有権者数は28カ国の約4億人に上ります。議員はEU全体で751人、イタリアでは73人が選出されました。
 イタリアでは、元コメディアンのベッペ・グリッロが代表を務める「五つ星運動」という政党が注目を集めました。既存の体制に反対し、富の再分配を訴えている新党で、現与党に不満を持つ人たちの支持を得ています。
 この党は、「EUへの加盟でどんな利益があるのか」と懐疑的な姿勢を表明し、「EUから離脱すべきだ」という過激な意見を持つ候補者もいました。この党から多数の議員が選ばれたらどうなるのかと話題になりましたが、結果、当選者は17人。全体の23・3%にとどまりました。多くのイタリア人がEUから離脱すべきではないと考えたのでしょう。
 さて、選挙中、気になったのが選挙の広告です。日本のポスターと比べるとかなり大きく、車で移動する人が多いため、車道沿いに沿って掲示されています。候補者の宣伝にも日本との違いがいろいろあります。トラックの荷台が広告になっていたり、バスの車内や車体に候補者のポスターが張られていたりします。
 投票所は、日本と同じように公立の学校でした。娘が通う小学校では、会場の後片付けのために選挙後の月曜日が休校に。この日は、イタリア中の公立学校が休校になったのです。「選挙の片付けで休校? 段取りが悪すぎない?」と思うのは、日本人の私だけでしょうか。(和田忍=トリノ在住)

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