リポーター発

イタリア

サマースクール 痛い出費

2014/6/20
長女が通う小学校に張ってあるサマースクールのチラシ

長女が通う小学校に張ってあるサマースクールのチラシ

 チャオ! 果物がおいしい季節になりました。イタリアでは、サクランボやアンズ、スイカがちらほらとお目見えしています。
 欧米の学校は、学年が9月に始まり、6月に終わります。高校や大学では7月に進級試験がある場合もありますが、小学校は6月に入った途端、長い夏休みが始まります。娘が通う小学校は今月7日〜9月15日が夏休み。3カ月は長い。
 夏休み中に登校日はありません。学校にプールがないので、プールの開放日もありません。共働き家庭が多いこの国で、子どもは夏休みをどのように過ごすのでしょうか。
 幼稚園児は祖父母と一緒に海へ行くケースが多いです。しかし、小学生になると祖父母では持て余してしまいます。また、家に子どもだけを残して親が仕事に行くというのは論外。子どもだけが家にいると分かれば、警察に通報されてしまうでしょう。
 そこで、子どもを預かってくれるのがサマースクールです。イタリア語でエスターテ・ラガッツィと呼ばれます。6、7月になると、各種団体が、学校の施設を使ったスポーツや音楽、外遊びなどさまざまなプログラムを用意します。
 時間は午前8時半〜午後5時と、普段とほぼ同じ。プログラムは子どもの希望に合わせて選び、学校の食堂で昼食も食べられます。夏休みの宿題をする時間を確保してあるかどうかも、選ぶ際の大切な基準になります。低学年であれば昼寝の時間も重要です。
 利用料は週ごとに変動し、6月よりも7月の方が高くなるのが一般的です。平均すると、週80ユーロ(約1万1千円)程度。1カ月で4万円を超える痛い出費ですが、仕方ありません。8月に開いている学校もありますが、値段が高く、受け入れ人数も少ないのが実情です。
 日本より一足早い夏休み。うれしいのは子どもだけです。(和田忍=トリノ在住)

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