リポーター発

ドイツ

W杯優勝でお祭り騒ぎ

2014/9/8
ドイツの優勝を喜ぶ国民

ドイツの優勝を喜ぶ国民

 サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で、ドイツ代表チームが24年ぶり4回目の優勝を決めた。ドイツ国民はいま、喜びを爆発させている。
 ドイツ代表チームが勝ち進むにつれ、国民の興奮は増していった。スーパーには観戦グッズコーナーが設けられた。通りでは、国旗をボンネットやサイドミラーに飾って走る車、代表チームのユニホームを着て歩く人たちが目立った。
 夕方の試合を家で見ようと早く帰宅する人が増え、アウトバーンが渋滞することもあった。幼稚園に通う息子は頰に国旗をペイントしていた。先生が描いてくれたらしい。
 特に、準決勝でブラジルに7対1で圧勝して以降、優勝に向けて国全体がW杯一色になった。決勝はドイツ時間の日曜日午後9時から。小学生の子どもがいる知人は、学校から「翌日の授業は2時間目から」と書かれた手紙を受け取ったそうだ。私の夫も「ドイツが優勝したら翌日は欠勤する」と上司に伝えたところ、快く許可されたという。特別な日とはいえ、学校や会社が大目に見てくれるほど国民に浸透したスポーツなのだと実感した。
 決勝戦当日、多くの街で観戦用大型スクリーンが設置された。どこもごった返していたため、私は自宅で観戦することに。普段は静かな住宅地だが、周りの家から大きな歓声が聞こえてくる。
 0対0で迎えた延長戦後半。ドイツがゴールを決めると、一段と大きな歓声が響いた。試合終了と同時に花火が打ち上げられ、一帯は興奮の渦に巻き込まれた。自宅で観戦していたサポーターも深夜を過ぎてから中心街へ繰り出し、朝まで大変なお祭り騒ぎだった。
 優勝の興奮が冷めない中、代表チームが帰国。テレビでは、選手が乗った飛行機が空港へ到着する様子や、首都ベルリンでの優勝パレードが何時間にもわたって生中継された。優勝メンバーの帰国で、国民の熱狂はさらに過熱している。しばらくはこの興奮が続くだろう。(宮武加苗=シュツットガルト在住)

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