リポーター発

ドイツ

スター共演 音楽祭熱く

2014/9/8
主役を演じるソプラノのルネ・フレミング((C)Forster)

主役を演じるソプラノのルネ・フレミング((C)Forster)

 ザルツブルク復活祭音楽祭は1967年、名指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンが創設した。世界的にも有名なクラシック音楽祭だ。
 創設以来、世界最高峰のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が同音楽祭のオーケストラの役を担い続けてきた。2013年、カラヤンの弟子でスター指揮者のクリスチャン・ティーレマンが芸術監督に就任。ドイツの音楽史に名を残すドレスデン国立管弦楽団(ドレスデン・シュターツカペッレ)がこの役を引き継ぐことになった。
 ことしの音楽祭は、ロマン派最後の作曲家リヒャルト・シュトラウスの生誕150年を祝い、その作品をメーンにしたプログラムで4月12日から10日間にわたって催された。シュトラウスが生涯で手掛けたオペラ15作品のうち、9作品がドレスデンで初演されている。
 開幕を飾った「アラベラ」もその一つ。会場となったザルツブルク祝祭大劇場は音響があまり良くないとされているが、ティーレマンの指揮により、シュトラウスの精妙な音楽が多彩に繰り広げられた。当代随一のシュトラウス歌手とされるルネ・フレミングは、若さみなぎる歌唱を披露した。
 2幕の御者舞踏会の場では、ヨーデルとともに後方に超自然的な舞台が展開された。終演後、熱狂的な喝采が続いた。
 ちなみに、ことしのチケットの売上枚数は1万6400枚で入場率は約90%、興行的にも大成功だったといえる。(中田千穂子=ベルリン在住)

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