リポーター発

イタリア

小学校 保護者と登下校

2014/10/8

 チャオ!
 イタリアでは新年度が始まりました。2007年生まれの長女は9月、小学2年生になりました。「前髪が気に入らない」とませたことを言っています。
 長女はことし6〜7月に帰国した際、日本の小学校に通いました。昨年9月、イタリアで小学1年生になりましたが、日本で「ピカピカの1年生」を体験させたかったのです。
 わが家の場合、広島に滞在する期間は2、3カ月と結構長いので、帰国のたびに住民票を実家の住所に移しています。小学校には「転入」という形で通えました。午前7時半という登校時刻に当初は戸惑ったようですが、友達もたくさんできて楽しんでいました。
 さて、日本とイタリアの小学校の違いについて、親の視点で考えてみました。大きく違うと感じたのは「登下校」「宿題」「先生の仕事」の3点です。
 まず登下校。イタリアでは、小学生の登下校時は保護者の同伴が義務化されています。特に下校時、先生が校舎の前で保護者を確認しなければ子どもは学校から出られません。イタリア人の夫によると「かつてイタリアでは金銭目当ての誘拐が多かったために義務化された」とのことです。
 次に宿題。イタリアでは週末しか宿題が出されません。「日本では毎日宿題があったよ」とイタリアのママ友に言うと、「朝から夕方まで勉強した上、家でも勉強するのはかわいそう」と一言。夏休みの課題についても「休みまで勉強する必要はない」と、宿題をさせない親も結構います。
 先生の仕事も違います。イタリアでは、先生は勉強を教えるのが仕事で、それ以外はしません。掃除は清掃員が放課後にします。給食は業者の人が配膳までしてくれます。
 イタリアの先生も仕事をしたくないわけではありません。財源不足のため、多くの先生はパートタイムで働いています。短い勤務時間でできることは限られています。サービス残業という概念がない国ですし…。
 それと比べて、日本の先生は掃除や給食の世話をして、宿題も見た上で保護者会の資料まで作る。本当に頭が下がります。でも、ちょっと仕事が多すぎて大変ではないですか。「イタリア式」も多少検討してみては…。いや、日本では難しいですね。(和田忍=トリノ在住)

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