リポーター発

イタリア

多彩な品 量り売り重宝

2014/10/8

 チャオ!
 朝晩、ジャケットが欲しい季節になりました。紅葉はまだですが、もう秋です。最近、近所に「NEGOZIO LEGGERO(ネゴッツィオ・レッジェロ)」という店がオープンしました。イタリア北部に10軒ほどあるフランチャイズ店で、全ての商品を量り売りしています。
 直訳すると「軽い店」。商品が包装されていないため、その分軽くて安い点をアピールしています。環境にも配慮し、有機栽培の小麦粉や環境に優しい洗剤、自然素材の化粧品などたくさんの商品を扱っています。入るといつも目移りします。粉ものだけでも、小麦粉やライ麦粉、そば粉など多彩な品ぞろえです。
 店内の壁一面に棚が置かれ、透明な筒型のプラスチック容器がずらりと並んでいます。容器の中には商品が入っていて、横に商品名と1キロ当たりの値段が貼ってあります。
 欲しい商品と量を言うと店員が容器から商品を取り出し、専用のスコップで紙袋に入れて量ります。客は重さに応じた値段を支払います。粉ものや菓子類は紙袋に入れてくれます。ボディークリームやワインなどの液体は最初に容器を購入し、次回以降も容器を再利用する仕組みです。
 うれしいのは、小さなスーパーなどで入手しにくい日本の食品を扱っている点です。日本の食品は主に健康食品店などで販売していますが、近所にそのような店がなく、不便に感じていました。いまはアズキやダイズ、お茶が安く買えて助かります。アズキが大好きなもので。
 さて、買い物を終えて近所のパン店でお茶を飲んでいたときのことです。紙袋を片手に入ってきた年配の女性が「これ、何グラムあるか量ってくれない?」と店員に話し掛けていました。店員が「507グラムよ」と答えると、女性は安心した表情で店を後にしました。
 実は、女性が持っていたのは量り売り店の紙袋でした。正しく量られているかどうか不安になり、パン店で量り直してもらっていたのです。「イタリア人らしいな」と思いました。(和田忍=トリノ在住)

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