リポーター発

オーストリア

ほっと一息 子どもカフェ

2015/1/21
多くの家族連れでにぎわう子どもカフェ

多くの家族連れでにぎわう子どもカフェ

 グラーツは、ザルツブルクほど知名度はないかもしれないが、首都ウィーンに続く、第2の街。わが家はそこから約10キロ離れた場所にある。晴れた日には、アルプス山脈の東端に当たる山々が遠巻きに見える。
 日本でいう冬至を迎えたオーストリア。この時季の風物詩として、クリスマスやアイススケートなどがある。気温0度の日が続いているとはいえ、公園の池が十分に凍るにはまだ早いので、家族で屋外スケートリンクへ行くことにした。
 約700平方メートルの人工リンクは、多くの人でにぎわっていた。子どもにはスケートを補助する器具が無料で貸し出されるので、初心者の娘たちも思う存分楽しめた。
 疲れたら、リンクに併設する「子どもカフェ」へ。ここは、半分が子どもの遊び場で、残り半分は喫茶スペースになっている。親は、居心地の良いソファに座り、子どもがお絵描きや工作をして遊ぶ姿を見ながら、コーヒーで一息。木製の玩具が多く、絵本やボードゲームも備えてある。まるで自宅の居間にいるように、とても落ち着ける。
 オーストリアにはこういった子どもカフェが多い。平日は、子どもを遊ばせながら、傍らで母親同士が楽しそうにお茶を飲む姿をよく見る。他の母親と悩みを相談、共有することは、子育てで一番の息抜きとなる。「親も子もストレスなく過ごせる空間は、ゆとりある子育てに必須だ」と友人も話していた。
 週末は子どもカフェに限らず、博物館や役場などでも裁縫教室、木工教室といった親子連れ向けの集いや人形劇などが催される。私自身も積極的に参加し、長い冬を子どもたちと一緒に楽しく過ごそうと思う。(プーセンプ麻衣=リーボッホ在住)

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