リポーター発

フランス

公園で遊ぼう!(悦木嘉子)

2013/9/25

 9月に入って私の住んでいるフランス中部のオルレアンはめっきり涼しくなり、秋の気配が漂っている。高緯度で内陸のこの地は例年、夏でも涼しいのにことしは蒸し暑い日が続き、まるで日本の夏のようだった。「異常気象」で家の中でむずかる娘をなだめてくれたのが公園だった。
 オルレアンの夏は涼しいことが多い。最高気温が30度を越える真夏日もあることはあるが、数日間で終わってしまう。それに真夏日だとしても日本と比べると湿気が少ないので、戸外は暑くても家の中や日陰に入ると涼しい。とにかく過ごしやすいのだ。
 しかし、ことしの夏は違った。7月初旬から急に気温が上がり、湿気もあり、じめじめとしていた。


 それは8月いっぱい続き、久々に日本のような夏を味わった。
 この街ではクーラーや扇風機がない家庭がほとんど。もちろん私の家も同様。そのため、すっかり夏バテをしてしまった。
 こんな暑い夏でも、1歳10カ月の長女は家の中だと力を持て余してしまう。暇な時は戸外に連れて出すしか方法がない。ただ、ちょうどよいことに家の周りには大小合わせて10数カ所の公園がある。その日の気分に合わせて、いろいろな公園に行った。
 オルレアンはもちろん、フランスの公園は、どんなに小さくても、子ども用の遊具スペースが年少と年長組に分かれているのが特徴だ。 それぞれの遊具の周りには柵がある。若者らがサッカーをしたとしても、ボールが飛んでこないので安心だ。
 また、うちの娘のように、歩き始めたばかりだと、一人でふらふらとどこまででも行ってしまう。柵があると、親としてもずっと着いて回らずに済むのでありがたい。
 大きな公園だと、必ずと言ってよいほど、メリーゴーラウンドが設置してある。公園によっては、年長組のために大きいメリーゴーラウンドと年少組向けに小さいメリーゴーラウンドがあるところもある。値段も1回が1ユーロちょっとなので、財布にも優しい。
 公園には私と同様に子どもを遊ばせている人がたくさんいる。お母さんもいるし、ベビーシッターのこともある。いろいろ育児について話し合った。娘は公園のおかげで活動的になり、私も「フランス流子育て情報」をたっぷり仕込めたのが暑かった今夏の収穫だった。


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