リポーター発

ドイツ

ドイツ・レゴランドに親子で夢中

2015/12/11

 ドイツ人が好きなおもちゃの一つに、プラスチックのブロックを自由に組み合わせて遊ぶ人気玩具「レゴブロック」がある。もともとデンマーク生まれだが、今や欧州だけでなく、世界中で愛されている人気商品である。日本でもすっかりおなじみだろう。
 レゴは創造力や空間認識能力を養えるという点で優れており、教育目的で子どもに買い与える親も多いようだ。友達の誕生日にプレゼントすれば、間違いなく喜ばれる。幼稚園や小学校の遊戯室でも必ず目にする不可欠な存在だ。
 ドイツでは、このレゴを使ったテーマパーク「レゴランド」が人気だ。南部の街ギュンツブルグにあるランドは、週末ともなれば家族連れで大混雑する。会場は「海賊ランド」「アドヴェンチャーランド」「リトル・アジア」などテーマで分かれており、すべてレゴで作られている。
 テレビや映画でおなじみのキャラクターが再現されている姿を見て、子どもたちは歓声を上げる。会場の片隅に何げなく置いてある人間や動物の模型もすべて同様だ。何度行っても子どもたちを飽きさせることはない。もちろん童心に帰る大人もである。
 その私たちが夢中になれるスペースといえば、ドイツやオランダ、イタリアなどの街を再現した「ミニチュアランド」だろう。世界の名所や有名な建築物、路地や車、歩行者に至るまで、レゴを実に精巧に組み合わせて作ってある。
 フランクフルトの高層ビル群やバイエルンのノイスバイシュタイン城、ハンブルクの港など、ここを見れば国内をすべて観光した気分になれる。それにしても、高い技術や表現力には本当に驚かされる。細部までのぞき込んで見入る大人が多いのも納得である。
 自分たちでレゴを組み立てられるコーナーも人気だ。壁にブロックをはめ込んで模様や名前を描いてみる。家庭用ブロックよりも少し大きめのサイズで遊べるコーナーや、組み立てた車を走らせる専用レーンなどもある。会場内のお店でお気に入りのパーツを買い足して、帰宅後、家のレゴと組み合わせるのも新たな楽しみだ。
 普段使っている身近なおもちゃを、大きなスケールで再体験できる場として、リピーターが多いのもうなずける。遊ぶだけでなく、創造力や発想力も養えるとなれば、子どもの学習に力を入れている親にとっては最高のテーマパークと言えるだろう。(宮武加苗=シュツットガルト在住)

ベンチに腰掛ける等身大の人形もすべてレゴで作ってある。子どもだけでなく大人も触ってみたくなる精巧さだ 

ベンチに腰掛ける等身大の人形もすべてレゴで作ってある。子どもだけでなく大人も触ってみたくなる精巧さだ 

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