リポーター発

アメリカ

米国・「金曜」のセール大混雑

2015/12/14

 常夏の島、ハワイに留学してから早いもので約4カ月が過ぎた。先日、初めてのサンクスギビングデー(感謝祭)とブラックフライデーをオアフ島で過ごした。サンクスギビングデーは、11月の第4木曜で米国の祝日に当たる。この日はどんなに多忙な人でも、大切な家族や友人と時を過ごす日とされている。大統領やハリウッドスター、スポーツ選手も同様である。
 実際、街中では多くの店が閉まり、いつもはにぎわうショッピングモールやメーン通りも閑散としていた。私が通うハワイ大でも水曜の授業が終わると、大半の学生が実家に帰省した。普段は車でいっぱいの寮の駐車場もがら空きだった。
 そして、ブラックフライデーである。サンクスギビングデー翌日の金曜がこれに当たる。正式には祝日ではないが休みになることが多い。ハワイ大も休みだった。この日はみんなが待ちわびる一日でもある。というのも、多くのお店がセールをするからである。
 テレビやパソコンといった電化製品から、服や小物、日常品まで多種多様のものが定価より大幅に値下げされる。数量限定品も多いので、それをお目当てに多くの人が開店前から長い列をつくる。
 ショッピングモールやメーン通りなどは、前日の静寂ぶりとは打って変わって大混雑である。サンクスギビングデーとブラックフライデー、さらに土、日曜を合わせると4連休となるので、まちは日本のゴールデンウイークか、それ以上のにぎわいを見せる。
 実は「フライング」の店も少なくない。木曜の夕方になると、ぽつりぽつりと営業を始め、セールが始まる。開店を待ちわびた人たちは早速、店内でお目当ての品を次々と買い求めていた。日付が変わる午前0時になると、さらに多くのお店がオープンする。
 ただ、米国ならではの光景もある。大型テレビやパソコンなどを買う人が目立つモールでは、盗難を警戒してだろうか、多くの警官が巡回していた。私は郊外のアウトレットモールに行ったが、着くまでに大渋滞に巻き込まれ、到着後も広大な駐車場で右往左往した。店内は日本人観光客を含めた買い物客で大混雑。人に酔うほどだった。
 ブラックフライデーの安売りはインターネットの大手通販サイトでも同様にある。ただ、開催時間は米国本土の時間が基準となる。私はここハワイが、本土と大きく時差があることを忘れていたため、売り切れの憂き目にあった。トホホな経験も少なくなかったが、いい思い出ができた。(中島敬=ヒロ在住)

オアフ島にある有名デパートのメイシーズアラモアナセンター店。ブラックフライデーは開店前から大盛況だ

オアフ島にある有名デパートのメイシーズアラモアナセンター店。ブラックフライデーは開店前から大盛況だ

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