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米国・ごみ分別 ゲームで紹介

2016/5/23
ごみを分別するゲームをする小学生たち

ごみを分別するゲームをする小学生たち

 EARTH DAY(地球の日)の4月22日、私が学ぶハワイ大でも啓発キャンペーンがあった。自分なりの方法で地球環境を守り、貢献するために何ができるか実践する行事。私は課外活動で大学を訪れた小学生に楽しんでもらう環境ミニゲームを企画した。
 「Environmental Science(環境科学)」の授業で、一人の学生がみんなで22日に何かアクションを起こそうと提案したのがきっかけ。話はとんとん拍子に進み、四つのグループで取り組むことになった。
 私のグループは、リサイクルが可能なペットボトルやアルミ缶、紙類、逆に不可能な物を児童に紹介し、実際にそれらを児童が分別箱に入れるゲームを考えた。分別方法を十分理解してくれたようで「これからちゃんとリサイクルをする」と大きな声で約束してくれた児童もいた。
 大学には「EARTH DAY is EVERY DAY(毎日が地球の日だ)」という横断幕や「Seriously? Just one day a year? EARTH DAY(地球の日は年で一日しかないの? まじで言ってんの)」といったポスターも張られ、雰囲気を盛り上げた。
 授業で学んだことだが、ここハワイのビーチには毎年多くのごみが世界各地から漂着する。残念ながら、日本語表記の物も多いらしい。私たちが出したごみを魚が食べ、その魚を人間が食べるサイクルで、自分たちも、間接的にごみを体内に入れていることも事実。決して人ごとではない。
 実はハワイに来て、日本では当たり前の資源の分別システムの素晴らしさに気が付いた。多くの自治体が分別をし、企業や団体もサポートする。資源が少ない日本だからこそ、普及したのだろうが、このシステムを他国に普及できればと願う。授業で日本のスーパーなどが牛乳パックやトレーを回収し、リサイクルしていることを紹介したら大きな反響があった。
 ただ、ハワイ州が徹底する政策もある。ビニール製のレジ袋の全面廃止である。これはウミガメや魚が餌と誤食して死ぬケースが多いため、解決策の一つとして導入されたと聞く。
 EARTH DAYはきっかけでしかなく、日頃から私たちが環境問題を自分の問題としてどう考え、行動をするかが肝要である。目標に向けた思いに、年齢や国境は関係ない。身近な誰かが始めたら、私は一人でもサポートして、行動の輪を大きくしたい。(中島敬=ヒロ在住)

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