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広島大・被爆の破片に鎮魂の調べ

2016/6/3
思いを一つに演奏する3人

思いを一つに演奏する3人

 本学の医学部医学資料館(広島市南区)に、原爆ドーム(旧県産業奨励館)の一部とみられる破片16点を集めた展示コーナーが開設された。昨年11月、学生グループ「広島大学原爆瓦発送之会」がドーム近くの元安川から引き揚げた史料。メンバーたちによる慰霊の音楽演奏もあった。
 玄関ホールの一角に、被爆前の荘厳な姿を誇る産業奨励館の姿が載った説明パネルと破片が展示されている。中でもバルコニーの一部とみられる大きな石材(縦約35a、横約165a、高さ約45a)が目を引いた。会のメンバーで医学部2年山田菜央さん(19)たちが、ビオラ、チェロ、バイオリンの弦楽三重奏で「ふるさと」を披露した。山田さんは「原爆で亡くなった方々のお心に届くよう演奏した」と語った。
 グループが破片を収集したとの報道は、私の脳裏に焼きついていた。戦後70年の歳月を経て実現した作業には原爆犠牲者への慰霊という気持ちが込められている。現代に紡がれる学生の思いに触れた一日だった。皆さんも機会があれば、ぜひ資料館に足を運んでほしい。(2年・福原潤)

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