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アメリカ

米国・夏のキャンプ 企画多彩

2016/6/6
娘がサマーキャンプを予定する牧場は自然がいっぱい

娘がサマーキャンプを予定する牧場は自然がいっぱい

 芝生の色が新緑へと変わった5月半ばのミシガン州ロチェスター。まさかの雪がちらついた日曜日、家族と車で20分ほどの場所にある牧場に出掛けた。先日片付けたばかりのダウンコートと手袋をもう一度取り出し、ブーツをはく。地元出身の隣人によると、こうした天気は決して珍しいことではないそうだ。
 敷地の広さは約9700アール。池ではカナディアングースやカモが泳ぎ、動物小屋ではヤギや豚、牛が飼育されている。到着すると、ちょうどトラクターが少し離れた湖畔まで来園者を連れていくところだった。急いで干し草が敷き詰められた荷台に乗り込む。娘2人は道すがらロバや羊の群れを見て大はしゃぎである。
 リンゴ園や菜の花畑を通り抜け、深い森の中を揺られること10分で湖畔に到着した。砂場や釣り用の足場、飛び込み用の滑り台が見える。早速、案内人がサマーキャンプの説明を始めた。実はここで、娘たちが夏休みにある日帰りキャンプに参加する予定。そこで事前の下見にやって来たというわけである。
 米国の夏休みは6月半ばから9月初旬まで、約11週間(約3カ月)もある。祖父母のいる田舎でのんびりしようなどというのは昔の話。核家族や経済悪化に伴う共働き家庭が増えた昨今では、夏休み前に、ベビーシッターなどの子どもの世話役、あるいはバスの送迎付きサマーキャンプへの参加枠を確保することが最優先事項という家庭も多いのである。
 米国のサマーキャンプは教育的なカリキュラムが多い。内容は学校が配布する学区内で予定されるサマーキャンプの情報誌で確認できる。期間は1日から1週間単位、時間も数時間から終日までいろいろだ。
 芸術系なら絵画や音楽、漫画クラスなどがあり、スポーツ系は新体操や野球、スイミング、ヨガなど。有名大学が高校生向けにコンピューターキャンプと称してプログラミングを教えるものや、動物園での飼育体験、肥満児対象のダイエットなども並ぶ。
 わが家の幼稚園の年長と小学1年の娘は活発で自然が大好きなので、牧場でのサマーキャンプを迷わず選んだ。乳搾りやバター作り、湖でのカヌーや水遊び、動物の世話、乗馬やピクニックなど楽しそうな企画が盛りだくさんだ。
 ただ、友達も一緒とはいえ、親と離れて姉妹2人だけでの参加となるのは少しばかり心配。親としては子どもが冒険心を養い、心身も成長してくれればと期待してしまうサマーキャンプ。子どもたちにとって夏の素晴らしい思い出になればと願う。(プーセンプ麻衣=ロチェスター在住)

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