リポーター発

フォトリポート

廿日市市・岩ガキの産卵

2016/6/11

 9日午後3時半ごろ、自宅のベランダから海面をのぞくと、数十メートルにわたって、海中にミルクを流したような光景が飛び込んできた。捨て石にびっしり付いた小さな岩ガキが産卵する瞬間である。広島市水産振興センター(西区)によると、梅雨の時季に入り、水温が20度ぐらいになると卵を持つようになるそうだ。前日の雨で塩分濃度や水温の急激な変化があったので刺激を受け、一気に卵を放出したのだろうという。しばらくすると、卵を狙ってやって来たのか、ボラらしき魚影が群れていた。まるで小躍りして喜んでいるよう。食物連鎖の営みとはいえ、ちょっと残酷に思えた。せっかく生まれてきたカキの赤ちゃん、敵をすり抜け、頑張って成長するようにと祈らずにはいられなかった。(西谷正子)

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