リポーター発

フランス

フランス・中古車 個人売買が主流

2017/1/4
路上に止めてある車の群れは向きもばらばら

路上に止めてある車の群れは向きもばらばら

 このほど、車を購入した。フランスでは車はマニュアル車が大半である。私が日本で免許を取得したのは15年以上前のこと。日本ではずっとオートマチック車を運転してきた。そう、私の免許はオートマチック限定なのである。
 フランスに引っ越した時に、免許を書き換えたが、こちらの免許にオートマチック限定というものはない。代わりに「普通の車を運転する能力がない」との一文が載った。「オートマチック車しか運転できない」という意味だそうだ。
 そんなほとんどがミッション車ばかりの国なので、オートマチック車を探すのは本当に大変だった。もちろん新車もあるが、一般的に中古車を買う人が多い。フランス人は日本人と違い、車にステータスを感じる人が少ないからである。
 街中は路上駐車が実に多い。スペースがないこともあり、駐車中の車間距離が異様に近い。車が出るときに、前後の車に当てながら出すシーンを何度か見たことがある。高級車だと盗難に遭う可能性が高いので、車にこだわらないという気質もあるのだろう。
 では、中古車をどこで買うのか。答えは個人売買である。不用品などを売るインターネットの専用サイトがあるのだが、多くの人がそういったサイトで手に入れている。プロのディーラーも利用しており、記載でプロか個人かを判断できるようになっている。
 サイトには出品者が住む地域や電話番号、メールアドレスが載っている。気になる出品を見つけたら相手に連絡を取り、商品を見学に行く。車の場合、売る半年前までに車検を済ませておかねばならないが、個人売買だとトラブルも少なくない。できればプロからの購入がお勧めだ。
 私の場合、ただでさえオートマチック車の出品が少ない上に、自宅に近い場所や値段、走行距離など、希望と一致する車を探したので本当に苦労した。聞くと、100キロ以上離れた場所に出向く人もいるそうだが、私はもう少し近い距離で取引をしたかった。気に入る車が出るのを待っていた。
 そして、数週間後、たまたま近くでオートマチック限定、状態もよさそうな車を見つけた。すぐに連絡をして現地へ。少し試乗をさせてもらい購入を決めた。しかし、その場でお金を払って持って帰ることはできない。購入の意思を伝え、自動車保険の契約を終えてから、再度連絡し、車を引き渡してもらうのだ。
 その際、車の名義変更に必要な書類を書いてもらい、後はそれらを県庁に持参し、名義変更をすればよい。ちなみに車庫証明は不要。私は家の前の道に止めている。車の個人売買は初めてだったので、すごくドキドキしたが、問題なく買うことができた。これから思いっきり車ライフを楽しもうと思っている。(マリエ悦木嘉子=オルレアン在住)

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