リポーター発

フランス

フランス・広島県人会 深まった絆

2017/3/27
私が初めて参加した在仏広島県人会の食事会。楽しいおしゃべりであっという間に時間が過ぎる 

私が初めて参加した在仏広島県人会の食事会。楽しいおしゃべりであっという間に時間が過ぎる 

 2009年末にフランスに引っ越して、今年で7年目を迎えた。中部の地方都市オルレアンに住んでいることもあり、日常生活で関わる日本人は限られている。ある日、インターネットを検索していると、パリに「在仏広島県人会」があることを見つけた。うれしくなったと同時に、思わず事務局宛てにメールを送ってしまった。もちろん、会員に加えてもらうためである。
 県人会のホームページによると、主な活動内容は数カ月に1度の食事会のようである。昨年、広島東洋カープが25年ぶりのセ・リーグの優勝を決めるころには、会員が集まり、みんなでお好み焼きを食べながら声援を送っていたそうだ。フランスで広島の名物を食べながら、カープの話を楽しくできるなんて、何て幸せな時間なんだろう。本当にうらやましく思った。
 食事会は、主にパリで開かれることが多い。私はパリの近くに住んでいないので、なかなか参加する機会がなかった。だが、ついに私にもそのチャンスが巡ってきた。パリに行く用事の日時と、食事会の日程がちょうど重なったのだ。わくわく、どきどき、喜んで参加させてもらった。
 現在の会員数は約25人。大半がパリの在住者で、私のように地方都市に住んでいる人は数人しかいない。そして、私が参加した初めての食事会には8人の女性が集まった。メンバーも女性が多いようである。
 会員の皆さんによると、県人会が発足したのは約3年前のこと。その後、あまり積極的な活動はしていなかったが、昨年4月、広島県庁から一般財団法人自治体国際化協会のパリ事務所に出向してきた小勝負百合子さんの音頭取りで交流が活発になったそうだ。
 最初にそれぞれが自己紹介をした。ビジネスや音楽留学で来ている人、大学の留学生だったが、その後フランス人と結婚して今も暮らす人、定年退職後に引っ越し、念願のお店を開いた人…。それぞれにドラマがあり、目頭が熱くなった。何より、普段は会えないような人と話す機会となり、とても刺激を受けた。
 話はやがて、それぞれの出身地の話になった。ふるさと自慢や方言が本当に懐かしい。日本から遠く離れたパリで広島のことが話せることに心から感動した。残念ながら、私は最終電車の都合もあって中座したが、忘れ得ぬ日になった。次の会にもぜひ参加させてもらおう。そう強く思った。(マリエ悦木嘉子=オルレアン在住)

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