リポーター発

イタリア

イタリア・帰国時の空港選び難航

2017/7/26
飛行機が欠航したときに1泊したホテル。費用は航空会社が負担してくれた 

飛行機が欠航したときに1泊したホテル。費用は航空会社が負担してくれた 

 毎年、夏に帰国するわが家。航空券を買うときに悩むのが日本のどの空港に着くかである。広島空港(三原市)が、一番楽なのだが、海外便が少ないし、費用も高額なことが多い。
 広島空港の次に便利なのが福岡空港(福岡市)。しかし、以前就航していたアムステルダム→福岡便がなくなってしまった。そのため、私が暮らす北イタリアから福岡に着くためには、韓国か東京で飛行機を乗り換えなければならない。
 じゃあ、東京で乗り換えればいいかというと、実はそれが結構手間である。なぜなら、日本では、最初に到着した空港で関税の申告をせねばならない。荷物をいったん飛行機から全部降ろす必要があるからだ。
 例えば、ミラノ→アムステルダム→成田→福岡と乗り継いだ場合。成田空港(千葉県成田市)で全てのスーツケースを降ろし税関で申告する。その後、それらの荷物を持って国内線に再度チェックインする。
 簡単そうに見えるかもしれないが、わが家の場合、最低でも3個、多いときには6個もの大型スーツケース(約20キロ)を運ぶ。国内線のカウンターまで結構歩くこともあり、移動は決して容易ではない。
 思い返せば、子どもたちが幼い頃は本当に大変だった。イタリアから13時間近いフライトを終えてぐずる子ども。1人は抱っこ、もう1人はベビーカー、さらにスーツケースが6個。本当に途方に暮れたものだ。よくこなしていたと思う。
 それでは、関西空港(大阪府泉佐野市)着がお薦めなのかと言えば…。残念ながら、関西空港も広島に帰るのに、決して便利とは言いがたい。何せ空港からの鉄道の便が悪い。空港特急から在来線、そして新幹線と乗り換えの連続。ラッシュに当たってしまうと、かなりのストレスだ。
 そして、新幹線の車内は大きな荷物を持って移動するのに大変苦労する。座先に置くと足の置き場がないし、網棚の上に載せるなんて怖くてできない。この新幹線の荷物置き場のなさは海外の友人たちにも不評である。スーツケースでの移動が多い旅行者にとって、荷物の置き場の有無は喫緊の課題なのだ。
 もちろん、スーツケースを宅配便で家まで送れるので利用することもある。だが、空港から自宅まで送ると1個当たり2千円はする。それが6個となると、帰国で出費がかさんでいる身にはつらい。国内の空港から広島までの交通費+宅配便代が、実は結構な金額になるのだ。
 今年はミラノ→北京→大連→広島で帰国してみた。このやり方が楽だったかどうかは、また別の機会に紹介したい。(和田忍=トリノ在住)

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