リポーター発

フランス

フランス・国内全土でストライキ

2018/5/15
駅にある電車の掲示板。スト以外でも電車の遅れが相次いでいる 

駅にある電車の掲示板。スト以外でも電車の遅れが相次いでいる 

 日本で電車のストライキと言えば、昔のことや一部地域の話で、私を含め、実際のストライキというものがどういうものかを知らない人も多いのではないかと思う。
 フランスでは、現在も普通にストが毎年のように行われ、今年もストの季節がやって来た。毎年、ストの季節や時期が正確に決まっているわけではないが、今年は国内中でフランス国鉄(SNCF)が4月から6月まで行うことを発表した。
 SNCFのチケットは3カ月前から購入することができる。飛行機のチケットのように、早めに購入すると返金や払い戻しはできないが、半額くらいで済む。私も5月に遠出の計画をし、2月に安いチケットを購入していた。
 しかし、ストを行うことが発表されたのは3月に入ってからで、ニュースやインターネットでストの日程が発表された。合わせて、スト期間の3カ月分のカレンダーが公開された。それによると、不定期でストの予定日があり、毎週2〜4日はストの日になっていた。
 困ったことに私のチケット購入日もストの日に重なっていた。滞在先での約束もあるので、行けなくなっては困ると思い、日にちの変更をしてもらおうと駅に向かった。駅で駅員に説明をすると、びっくりする返事をされた。
 「まだ1カ月も先なので、わからないですよ。もし電車がなくなるなら、その日の2日前には連絡して払い戻しか、交換ができるので待っていてください」
 一瞬、耳を疑った。他の予定もあるので、2日前にキャンセルになっても困ると説明したが、全く取り合ってはくれなかった。私のチケットが交換不可のものだったため、電車が動かないと正式に決定するまで、返金や交換には応じてくれないそうだ。
 もっとびっくりしたのが、ストの予定日は、全ての電車がなくなるわけではないということだった。その代わり、ストの予定ではない日も間引きで本数は多少減るそうだ。
 スト予定日は、新たにチケットを買うことはできなくなっているが、その他の日は購入できる。しかし、その電車がなくなるかもしれないなんて、なかなかリスクが高い話である。
 ちなみに、SNCF以外にも、パリ市内や郊外を走っている私鉄、それに航空会社のエールフランスも現在、ストを行っている。この時期にフランスに来る人は、よく頭に入れておいていただきたいと思う。(マリエ悦木嘉子=オルレアン在住)

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