リポーター発

フランス

フランス・荷物の受け取り 苦労も

2018/10/15
荷物の預かり先の個人商店。こういう店がたくさんある

荷物の預かり先の個人商店。こういう店がたくさんある

 日本では最近、インターネットを使って商品を購入する人が増えてきているが、ここフランスでも同じだ。ただ、フランスの場合は日本のように、希望通りの日付や時間に持ってきてくれることはない。とても便利とはいえない配達システムを説明したい。
 フランスでは、何か商品を購入するときは配達場所を指定できる。自宅あるいは近くの郵便局、配達会社が提携を結んでいる個人商店などである。
 ここで商店などを指定すると、確実に荷物を受け取ってくれているが、自宅を選択すると、受け取れなかった場合が厄介だ。まず、フランスには荷物を送る際の日付や時間指定というものは存在しない。荷物が届く前日にSMS(ショートメッセージサービス)が届き、「明日の午前に届けます」ということが書いてある。
 もしその時間に荷物を受け取れなかったらどうなるかというと、郵送会社が自分で店を選択して持って行ってしまう。その情報はメールで受け取ったり、不在届が入ったりしているが、家の近くの店ならまだしも、数キロ離れている全く知らない店だということもよくある。その場合は地図を頼りに店まで取りに行くしかない。
 しかし、荷物が受け取れなかったにもかかわらず、メールも不在届も届かないことがたまにある。何が起こっているのだろうかと、追跡番号をたどってみると「配達済み」となっている。しかも受取人の名前を見ると、隣人だったりする。勝手に隣人に渡され、それに関しての案内などがないのだ。
 また、周りでよく聞くのは、アパートなどに住んでいる場合、上まで持って来るのが面倒なのか、家にいたのに配達してくれず、勝手に不在扱いで持って行かれることである。一軒家だと家の前に置かれて配達済みになっていることもある。実際、それで商品を盗まれたという話も聞いたことがある。日本だったらクレーム必至である。フランスでもクレームは出されるが、補償をしてくれるかどうかは運にかかっている。
 こういう状況だが、私の場合、今まで何十、何百回と利用し、荷物が受け取れなかったことはない。また、万が一、受け取れなかったとしても、大手サイトの場合はきちんと補償してくれる。ハラハラドキドキしながら、また利用していこうと思う。(マリエ悦木嘉子=オルレアン在住)

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