リポーター発

フランス

フランス・「ブロカント」でお宝探し

2018/11/12
近所の路上で開かれているブロカント。朝7時すぎでも、びっくりするくらい客が多い

近所の路上で開かれているブロカント。朝7時すぎでも、びっくりするくらい客が多い

 フランス人は、とにかく物を大切にする。日本人は、どんどん新しい物を買うイメージがあるが、フランス人は使えなくなったら自分で修理して使ったり、人に譲ったりする。それと同時に、中古品の売買も老若男女問わず行う。
 そんな国だが、真冬を除く初春から秋まで、週末によくブロカントが開かれる。ブロカントは、古道具系が多いのみの市といったイメージだろうか。地域の一覧のサイトもあり、それを見ると周りの小さな村から街中まで、ブロカントの予定が分かるカレンダーもある。町中の路上や公園の一部で開かれ、好きな人は、毎週のように通える範囲でブロカントをはしごするようだ。
 売っている物は、日本のフリーマーケットと同じようなもので、子ども用品や服、電化製品など家でいらなくなったものが多い。ただ、空き瓶やふた、壊れた電化製品や棚なども売っていたりして、家で要らなくなったものを何でも売っているようだ。壊れた物を買う人がいるのか疑問であったが、フランス人は自分でいろんなものを修理する人も多いので、そういった物でも売れるようだ。
 来ている人や店を出している人を見ていると、日本よりも明らかに範囲が広い気がする。日本では普段サラリーマンをしている男性が、こまごましたものを売っている姿をあまり見掛けたことはないが、こちらでは関係ない。週末に家を片付けるために、家族総出で一日中、店に立っていたりするのだ。もちろん買いに来る人も家族連れが多い。
 早いと、まだ薄暗い朝7時から始まるが、その時に行ってももう客は結構いる。だいたい昼前から人が増えてくるので、みんな良いものをゲットしようと必死なのである。また、店を出している人も、買いに来る人もプロがいる。自分の店を持っている人がそこで仕入れたり、実際に店を出していたりするのだ。
 プロの店は他の店より値段が高めだ。確かに品ぞろえはいいが、一般客が出している商品の中で掘り出し物を探す方が面白かったりする。ブランド物の食器や子ども服が思った以上に安く買えるので、宝探しのようで楽しいのだ。
 フランスは日曜日に閉まっている店が多い。私も日本からフランスに来た当初、週末の過ごし方が分からず、時間を持て余していたが、最近ではブロカント巡りが楽しみの一つになっている。今年のブロカントはそろそろ終わるが、また来年を楽しみにして寒い冬を乗り越えようと思う。(マリエ悦木嘉子=オルレアン在住)

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