リポーター発

アメリカ

【アメリカ】無料で楽しいイベント

2019/3/18
リービーパークで催された映画の上映会

リービーパークで催された映画の上映会

 ヒューストンは米国南部のテキサス州にある温暖な都市。真冬の2月でも20度を超える日がある。建物の中で冷房がかかっていた時は驚いた。温暖なヒューストンだからというわけではなく、米国ではどの都市でも屋外イベントが充実している。特に夏場は、毎日のように、どこかで何かが行われている。ファーマーズマーケットに映画上映、演奏会、ヨガクラスなどなど―。場所は公園や駐車場、歩行者天国にした市中心部の道路、美術館の庭…とこれまたさまざまだ。
 これらのイベントはほとんどが無料だ。しかし無料だからと侮るなかれ。決して陳腐なものではないし、広告宣伝的なわけでもない。純粋に楽しめるものが本当に多い。その中で今回は、私が最もよく行くリービーパーク(Levy Park)を紹介したい。
 リービーパークはヒューストンの中心部にある。2017年にオープンした公園で、NPOによって運営されている。
 そもそも公園自体が魅力的だ。子ども用の遊び場や遊具が充実しているのはもちろん、野菜を作るコミュニティー・ガーデンもある。黄緑色をテーマカラーとしたポップなデザインもかわいい。いろんな賞をたくさん受賞しているのもうなずける。
 そんな最新の公園が開催するイベントとは?
 まず毎日あるのが、エクササイズ系のイベント。イベントというよりはクラスに近い。ヨガ、筋トレ、ダンス系のズンバ、新兵訓練の「ブートキャンプ」など曜日によって内容が異なる。ヨガマットも無料で借りられ、手ぶらで参加可能という気軽さ。とはいえちゃんと筋肉痛になるくらいの指導だ。
 子ども向けのイベントも多い。工作教室や紙芝居、ビンゴ大会、屋外での映画上映も子ども向けの演目がほとんど。園内にはいすがたくさん置いてあるので、映画も気楽に楽しめる。
 その他コンサートや芸術系ワークショップなども盛りだくさん。特に週末は園内のあちこちでいろいろなイベントがある。バラエティーに富んでいるため、誰でも必ず一つは自分の興味があるものを見つけることができるはずだ。
 私は「無料」というのがとても重要だと感じている。最初に始めるきっかけをつくってくれる。何より、誰でも参加できる。金持ちとか貧乏とか関係なく。うまいとか下手とかも関係ない。参加して、友達ができて、また来ようって思う。そういった好循環が作用して、この公園を軸に人と人とのふれあいができるというのが素晴らしい。
 青空の下で体を動かしたり音楽を聴いたりすること自体がとても気持ちいい。さらに、筋トレのクラスの最中にインストラクターに指示された運動がきつくて、人種や年齢に関係なくみんなで「そんなの無理だよね」って笑って一緒に汗流した時、「米国いい国じゃん!」って思ったな。(文沢仁美=ヒューストン在住)

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