リポーター発

アメリカ

【アメリカ】醸造所巡る自転車ツアー

2019/7/11
集合場所だった醸造所には、ビールとヘルメットが用意されていた

集合場所だった醸造所には、ビールとヘルメットが用意されていた

 ここヒューストンには「TOUR DE BREWERY」というツアーがある。自転車に乗ってビール醸造所やヒューストンのランドマークを巡るというものだ。醸造所にはバーが併設されており、そこで造られているビールを試飲できる。日本では飲酒運転になってしまうが、どうやらヒューストンでは問題ないらしい。先日初めてそのツアーに参加した。
 当日は動きやすい服装で集合場所に来るだけ。自転車もヘルメットも全てツアー会社が用意してくれる。集合場所は醸造所。レストランを併設しており、いつもたくさんの人でにぎわう人気スポットだ。
 早速ビールで出迎えられた。と、その前に契約書へサイン。「事故などの責任を負いません」といった内容だろう。サインが済めば飲酒スタート。それにしても試飲の割にはグラスが大きい。おちょこほどの大きさを想像していたので、いきなり驚かされた。さすが米国。よく考えてみれば、おちょこみたいな小さいグラスが、ショット用以外に米国に存在するはずがない。
 参加者たちとあいさつを交わし、最初のビールを飲み終えた後は、自転車を選びヘルメットを装着して、いざ出発。5月とはいえ、既に蒸し暑いヒューストン。しかし自転車に乗って感じる風はとても心地よかった。ヒューストン中心部を流れるバッファロー・バイユーという川の横に整備された緑地帯は特に気持ちが良かった。広島のことをふと思い出した。
 自転車に乗って見る街の風景はとても新鮮だった。何せ超車社会のヒューストン。しかも制限速度が日本よりも速い。運転に集中すると街の風景を眺める余裕なんてない。1年も住んでいるのに、今回初めて知ることがたくさんあった。絶品メキシコ料理レストランが密集する地域があること、カラフルなプレハブ住宅エリアがあること、高さ5メートルほどの有名人の頭像を作るアーティストがいること―。今回このツアーに参加してなければ知り得なかった、ヒューストンの魅力だ。
 回った醸造所も個性的で楽しめた。ヒューストンのローカルプロレスラーの写真が飾られていたり、テレビゲーム機が置いてあったり、先に書いた頭像アーティストの作品である20メートル超えのビートルズがあったり。立ち寄った醸造所は3カ所。試飲用の大きなグラスで、2カ所で2杯ずつ飲み、3カ所目は1杯でギブアップしてしまった。私はビールの味の違いがよく分からないので、味について解説できないのが残念である。ただただおなかいっぱい。
 「自転車」「ビール」「観光」。一見、全く関連性がない言葉であるが、融合してこんな面白いことになるなんて。すっかり自転車に魅了されてしまい、現在、自転車を買おうか検討中である。(文沢仁美=ヒューストン在住)

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