リポーター発

アメリカ

【アメリカ】普段の日本食 評判呼ぶ

2019/8/9
レストランでは、おにぎりやオムそばなど日本でおなじみのメニューをそろえている

レストランでは、おにぎりやオムそばなど日本でおなじみのメニューをそろえている

 成田空港から直航便でも12時間。日本から見て地球の真裏に近いテキサス州。テキサス州は米中南部に位置し、面積は日本列島の約2倍。主要都市は私が住むダラスのほか、ヒューストン、オースティン、サンアントニオなどがある。
 テキサスは、食事も異文化。とにかくボリュームがあり、何でも大きいのが大好き。地元テキサスビーフとお隣のメキシカン料理を組み合わせた「テックスメックス料理」が大人気。タコス皮の上にビーフとレタスをドン、サルサソースとチーズをドン、そして極め付きは激辛ハラペーニョをドン。一方、日本食はまだまだ認知度が低く、ほとんどの人が日本食といえばSUSHI、RAMENと思っている。
 そんなテキサスっ子においしい日本食を紹介したくて、テキサス州のダラス市郊外のレイクウッドという閑静なエリアに1年半前、日本食レストラン「The Creek Cafe」をオープンした。オムライス、オムそば、焼きそば、親子丼、牛丼、たこ焼き、おにぎり、天むす、うどん、抹茶スムージーやイチゴパフェ、ふかふかパンケーキなど私たち日本人が普段食べているメニュー、そして全米中で今大ブームのビーガン(完全菜食主義)に対応した和ビーガン料理などもある。日本の和食器で御膳を組んで食を通して日本の文化も紹介。初めは「ロールすしがないじゃないか」「こんなの日本食じゃない」と怒られることもあった。
 それでも口コミで評判が広まり、「日本人はこんなにおいしいものを食べているの」と、子どもから年配の方までとても喜んでいただいている。遠くの街や他の州から車でわざわざ何時間もかけて食べに来てくれるお客さまや、パーティーなどでケータリングを注文してくれる企業など、日本食ファンが増えて本当にうれしい。
 「なぜダラスにお店を出したの」とよく聞かれる。テキサス州は今、米で最も注目されている州の一つで全米企業売上高トップ500のうち51社がテキサスに集結している。中でもダラス商圏は全米4位の規模で800万人近い人口がおり、「毎日300人ずつ人口が増えている」といわれる。
 メキシコ湾に面しておりエネルギー資源が豊富なこともあり、企業なら法人税、個人なら所得税の州税がなんとゼロ。また教育レベルもとても高く、物価も安いことから生活環境も非常にいいといわれる。また、ジャンルを問わず米を代表する企業やブランドの創業の地がダラスであることが多く、大統領選挙同様、「中南部テキサスを制したものが全米を制する」といわれるほどだ。
 また北米トヨタをはじめとする日系企業が拠点を移し、JR東海主導でダラス―ヒューストン間の新幹線プロジェクトも始まり、日本の技術が輝いている。私も日本人であることを誇りに、ここダラスで日々頑張っている。(カジ佳織=ダラス在住)

米ダラスでも人気があるオムライス

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