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【フランス】外出制限解除 日常遠く
新型コロナウイルスによる外出制限が11日に解除されたフランス。許可証なしでの外出が罰金対象だったのが、自由に外出できるようになり、100キロ圏内は移動が可能になった。ただ、いまだにレストランなどの飲食関係や大きな店は閉まっており、日常に戻るまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。
新型コロナ前後ではマスクについてのスタンスが大きく変わった。以前は、着用に懐疑的な人がほとんどだったのが、小さな店に入る場合の着用が義務付けられた。それだけでなく、電車やバスなど公共交通機関に乗る際には、マスクを着けていないと135ユーロ(約1万6千円)の罰金が課せられるようになった。
マスクは、全国一斉に薬局に入荷した。値段は1枚95サンチーム(約120円)で全国一律だ。1人当たり購入できるのは10枚単位で最高50枚まで。私は運良く手に入れられたが、その数日後には売り切れ、それ以降再入荷は未定になっている。
同時に、各家庭にもマスクが2枚配られた。家族の人数で足りない分は市役所で追加で受け取れる。マスクは各市町村で管理しており、私の住んでいるオルレアン市は不織布マスクだったが、隣町の友だちのところは、花柄の手作り布マスクだったらしい。病院関係者が使うマスクも不足しており、ボランティアがマスクを作っているという。
外出制限の解除とともに、まず保育園から中学校までが再開し、高校は6月からの再開が決まった。それに合わせて、衛生面や学校運営に関する50ページ以上の資料が政府から配られた。そこにはクラスは最高15人まで、周りの子には触らない、自分の物以外に触らない、かばんは持って行かないなど細かいルールがたくさん書かれていた。近くの街では、その決まりに沿って学校の準備ができないため、再開を遅らせたり、年度末の7月初めまで休校にしたりするところもある。
また、学校に行くのは自由だ。学校再開の前にアンケートが送られてきて、希望人数に合わせてクラス編成をするということだった。幼稚園と小学校に通っている私の子どもは行かせないことにしたが、子どもの勉強を家で見るのが限界だったり、仕事で子どもの面倒を見るのが大変だったりする理由で約半数が行かせると返事したらしい。長女の小学校は希望人数でクラスを再編成したが、安全な距離を保つためには、最高でもクラスに13人しか入れられないと判断し、月火曜日、あるいは木金曜日の2グループに分けて学校を再開することに決まった。
また、学年によって希望人数もばらばらなので、自粛前のクラスや学年は関係なくクラスが決まったそうだ。先生たちは学校に通う子、自宅学習の子、その中でもパソコンがない家庭の子やプリンターがない子など、状況に応じた課題を用意してくれた。大変そうだがとてもありがたい。
一方、自粛解除になり1週間で国内で25のクラスターが発生したらしい。隣町でも肉の加工工場でクラスターが起き、関係者や家族など60人の感染が分かった。学校は再び休校になってしまった。
日本と比べても、まだまだ収束に向かっているとは言い難い。コロナと共存していくのはなかなか先も見えないが、自粛解除になったといってもできるだけ生活は変えずに、必要最低限の外出を続けようと思う。(マリエ悦木嘉子)
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