
記事一覧
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廿日市市地御前・大きく育てカキの幼生 (2015/7/10)
毎年6月から7月にかけてはカキの種付けシーズンである。この時季、地御前沖でも、採苗連が船で運ばれ、いかだの上に並べられる風景を目にする。採苗連とは、夏にふ化したカキの幼生を付着させるため、針金にホ…
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廿日市市・竹の秋 自然の力に感動 (2015/6/11)
この時季、山に生える竹の葉が黄ばんでいるのをあちこちで見かける。竹林全体が黄色く見えることから「竹の秋」とも呼ばれ、樹木の紅葉にあたる現象だ。変色するのはタケノコを育てようと、親竹が養分を使い果た…
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廿日市市・五月晴れに映える白い花 (2015/5/27)
近くの山に野生のニセアカシアが群生している。樹高は10メートルほどあり、毎年この時季になると、房状の白い花を多く咲かせている。周辺には甘い芳香が漂い、五月晴れに映える黄緑の葉も見ていて心地よい。花…
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廿日市市・母の日のボタン 16年たち41輪に (2015/5/9)
友人宅の庭先で、息子夫婦から16年前の母の日に贈られたという島根県大根島産の1株のボタンがあでやかに咲き誇っている。年々花が増え、ことしは41輪の花を付けたという。両親を思う優しい気持ちが花に込め…
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廿日市市 春のユリカモメ 夏仕様に変身中 (2015/4/17)
4月中旬、春うららかな地御前港では、ユリカモメが夏に向け衣替えの真っ最中だ。まるで頭に黒頭巾をかぶったような姿は冬羽から夏羽へ生え替わるこの時季にしかお目にかかれない。ひょうきんな姿で飛ぶ様子はず…
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ブルーモーメント 早起きへの贈り物 (2015/2/10)
18日朝、廿日市市阿品から望んだ瀬戸内海で「ブルーモーメント」といわれる現象を見た。辺り一面のブルーの濃淡と稜線(りょうせん)の柔らかなオレンジが織り成すグラデーションに魅了され、思わずカメラを持…
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ブルーモーメント 早起きへの贈り物 (2015/1/26)
18日朝、廿日市市阿品から望んだ瀬戸内海で「ブルーモーメント」といわれる現象を見た。辺り一面のブルーの濃淡と稜線(りょうせん)の柔らかなオレンジが織り成すグラデーションに魅了され、思わずカメラを持…
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漁船が低空飛行!? 広島湾で浮島現象 (2014/12/21)
11月上旬の冷え込んだ朝。地御前港(廿日市市)から広島湾を眺めていると、島や船が浮かんで見える「浮島現象」に遭遇した=写真。海水と海上の空気の温度差で光が屈折するために起きる現象。漁船が行き交う姿…
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南方目指す渡り鳥 日本の干潟で一息 (2014/9/8)
廿日市市地御前の御手洗川河口。渡り鳥のソリハシシギが干潟を動き回り、餌をついばんでいた=写真。 シギなどの渡り鳥は春に日本の干潟に立ち寄った後、繁殖のため北方へ渡る。繁殖を終えると越冬のため南方へ…
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「春はそこまで」 (2014/2/24)
連日の寒さから一転、陽春のような暖かい宮島を散策した。フェリー桟橋から西へ1・5キロほどにある大元公園を訪ねると、鹿たちが暖かな日差しを浴びながら、芽吹き始めた新芽をはんでいた。静かなひとときに身…