サンフレ

ジュニオールサントス、逆襲の主役に 広島の歴史に名を残したい

2021/2/26 21:25

 2021年のサンフレッチェ広島の攻撃の鍵を握るのは、新加入のFWジュニオールサントスだ。昨季、横浜Mでリーグ5位の13得点を挙げてブレークした26歳は、23歳でプロ契約をつかんだ遅咲きの花。「広島の歴史に名前を残したい」―。そう力を込めるストライカーの姿に迫った。

 ハングリー精神が生きる支えだった。ブラジル出身で、9人兄弟の5番目として生まれ、母とは8歳のときに死別。スパイクを買えない貧しい家庭で育ち、サッカーを始めたのは12歳だった。17歳のとき、プロの夢を1度は断念する。

 「当時は体重が70キロぐらいでヒョロヒョロ。石材を加工する職人になろうと思っていた」。188センチ、85キロと屈強な体つきの今からは想像できない姿。日々を生き抜くため、日雇い労働者として建設現場で働き始めたのが転機となった。

 肉体労働を重ねるうち、筋肉が付き始め、体重も増加。アマチュアのクラブで続けてきたプレーがスカウトの目に留まり、諦めていたプロへの道が開いた。

 19年に柏入り。20年のシーズン途中、期限付き移籍した横浜Mで才能を開花させた。プロとして脚光を浴びた時間より、苦労を重ねた時間が長いからだろう。グラウンドを離れると物腰が柔らかい好青年。取材が終われば「アリガトウゴザイマス」と日本語で答えるのが口癖だ。

 来日3年目に掲げる目標は「タイトルを取る」。広島サポーターと同じ夢を胸に抱き、勝利につながるゴールを量産する。(貞末恭之)


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