【J1】3月10日札幌戦 今季初白星 柴崎先制ゴール/柏が追加点
▽第3節(10日19時・エディスタ)
広 島 2 2―1 1 札 幌
1勝2分け 0―0 1勝2敗
(5) (3)
●…広島は前半2分、右CKに柴崎が頭で合わせて先制。同8分に柏が追加点を奪った。その後は守勢となったが、GK大迫を中心にしのいで逃げ切った。札幌は前半43分のPKによる1点のみ。好機は多かったが、最後の詰めが甘かった。
▽ベテランコンビ 電光石火
チームを今季初勝利に導いたのは、昨季の雪辱に燃えるベテランコンビだった。36歳柴崎、33歳柏が序盤に連続ゴール。2点目を決めた柏は「チャンスが来たら仕留める準備をしてきた。気持ちが入っていた」。ヒーローインタビュー後、スタンドに響きわたる雄たけびを上げた。
まず昨季無得点のボランチ柴崎が見せた。前半2分、右CKを遠いサイドで待ち受け、抑えの効いたヘディングシュートで先制。その6分後には、パスで札幌を左右に揺さぶり、左サイドハーフの藤井が中央にラストパス。昨季1得点の柏が右足でゴールに突き刺した。
ともに国士舘大卒。厳しい走り込みで鍛えた体と技術は健在で、柴崎は「回復力は落ちたが、体力面の貯金はある」。控えに回る機会も増えたが、柏は「活躍することにギラついている」と出番に備えて黙々と練習に打ち込んできた。
この日、いずれも後半37分までに途中交代。ピンチに耐えたチームメートの姿をベンチから見守った。柴崎は「ゴールに絡む結果を常に意識している。流れの中でもっとシュートを放ち、高い位置でパスを供給したい」。ベテランの輝きがチームに勢いをもたらす。(山成耕太)
▽「選手が躍動してくれた」 言葉弾む城福監督
リーグ戦3戦目で今季初勝利を挙げた城福監督は言葉が弾んだ。「前半、非常にいい入りができた。選手が躍動してくれた」。先制点の場面では控えめな拍手にとどめたが、2点目が入ると思わずガッツポーズ。全身で喜びを表した。
後半は守勢に回る時間が多く、再三ピンチを招く中で体を張って守り切った選手の姿勢を評価。「(追い付かれた)過去2戦の苦い思いを生かし、競り合いで負けなかった。なにより勝利を届けられてよかった」と、来場した広島サポーターへの感謝を口にした。
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