学力アップなび

本を読もう・青春文学館

  • 【青春文学館】ぼくらの七日間戦争 宗田理・作、はしもとしん・絵(角川つばさ文庫) [本を読もう] (2021/4/3 20:22)

     この物語は中学生の男の子たちが廃工場に立てこもり解放区をつくるお話です。主人公の英治は、友達の相原に声を掛けられ、どんどん友達をさそい、そして大人たちへの反乱を起こします。途中からは、女の子も、おじいさんも仲間になります。生徒たちはラジオで放送したり、倉庫から花火を持ち出す計画を立てたり、大人たちをわなにはめて大騒ぎになりました。読み進めるたびにワクワクしてきます。  私が一番印象に残った…
  • 【青春文学館】華舞鬼町おばけ写真館祭りばやしと光の絆 蒼月海里著(角川ホラー文庫) [本を読もう] (2021/3/20 19:40)

     この小説は、現実と異世界の境界にある「華舞鬼町」を舞台に、主人公の大学生久遠寺那由多と華舞鬼町の住人である狭間(はざま)堂が、迷い人を導く大人気シリーズの最終巻です。  久遠寺は人付き合いが苦手で人と関わるのを避けています。私は、自分と久遠寺が似ていると思っています。私も人間関係を築くのが得意ではなく、相手が自分のことをどう思っているのかすごく気になってしまいます。久遠寺は、狭間堂やいろい…
  • 【青春文学館】魔女ののろいアメ 草野あきこ・作、ひがしちから・絵(PHP研究所) [本を読もう] (2021/3/6 19:31)

     ぼくは、「ま女ののろいアメ」という本を読みました。この話は、サキという女の子がま女からアメを買うことから始まります。アメは小さなビンに入っていて、とうめいでどろっとしています。細いぼうがついていて、自分で作るアメです。そのアメはふしぎなのろいアメでした。ま女が言いました。「だれかさんの悪口を十こ言いながら、まぜなくちゃならないんだ」  十この悪口でできたのろいアメは、にがくてからくてすっぱ…
  • 【青春文学館】ホームレス中学生 田村裕著(ワニブックス) [本を読もう] (2021/2/20 20:16)

     作者の田村裕さんは、麒麟(きりん)というお笑いコンビの一人。中学2年の田村さんが、1学期の終業式を終えて帰宅したところから始まる。目にしたのは、外に出された家財道具と「差し押さえ」と書かれた黄色いテープ。何が起きたのか分からないまま、父親の「解散」の一言で、「まきふん公園」でのホームレス生活がスタートする。  わずかばかりの小遣いと、着の身着のままの中学生が、公園で生活し続けることなど不可…
  • 【青春文学館】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー ブレイディみかこ著(新潮社) [本を読もう] (2021/2/6 20:19)

     この本は、イギリスに暮らす日本人の著者とアイルランド人の配偶者との間に生まれた息子が通う中学校で実際にあった出来事を描いている。  この中学校には、差別、いじめ、貧困などたくさんの問題がある。その問題に親子で考え、立ち向かっていく。  私は学校でいじめなどなく楽しく過ごすことができている。だが、この本を読んで世界にはたくさんの人がいて、いろいろな感情、立場、問題があることに改めて気付…
  • 【青春文学館】窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子・作、いわさきちひろ・絵(講談社) [本を読もう] (2021/1/23 19:26)

     黒柳徹子さんが小さい頃、トモエ学園で学んだ実際にあったお話です。入学する前、実は、1年生で小学校を退学になったトットちゃん(黒柳さんの愛称)。トモエ学園の小林校長先生は、トットちゃんに「何でも話してごらん」と言い、トットちゃんの話を4時間も聞いてくれます。  また、校長先生は、生徒たちがわくわくするようなことをいろいろ考えてくれます。例えば授業中、それぞれ好きな科目から学べるようにしたり、…
  • 【青春文学館】私は私のままで生きることにした キム・スヒョン著、吉川南訳(ワニブックス) [本を読もう] (2021/1/9 19:04)

     この本は、自分らしく生きることは決して恥ずかしくなく、本当の自分の姿と向き合うのはとても大切なことだと教えてくれた。  「冷酷な社会で人間性を失わずに生きていくために、私たちは自分自身にもっと目を向けたほうがいい」という文章に心を引かれた。たとえ人生の中で辛いことがあったとしても、ありのままの自分として生きていくことが重要なんだと伝えていると思った。  私は、性格が変わっていると人か…
  • 【青春文学館】塩の街 有川浩著(角川文庫) [本を読もう] (2020/12/12 20:23)

     世界が塩で埋もれていく。たとえ世界が滅びようとも、終わりの瞬間は自分の好きな人と一緒にいたい―。これは、不条理な状況で力強く生きる高校生の真奈が、葛藤を抱えつつも成長する物語である。  「誰かのために」という思いを強く持ち踏ん張ることのできる人は、成功するまでひたむきに挑み続ける。  物語の第1話には、約束を貫いたある男の生きざまが描かれている。彼には塩害によって亡くなった幼なじみの…
  • 【青春文学館】夜行 森見登美彦著(小学館) [本を読もう] (2020/11/28 18:50)

     この本を読んだのは、中学3年の時、母校で開催された「しおりコンクール」がきっかけだ。しおりの題材にする本を決めかねていた私に「表紙がとてもきれいだから参考にしたら」と友人が差し出してくれた。  本を見るなり、はかなげながら凜とした表紙の少女の雰囲気に引き込まれ、まるで導かれるかのようにページをめくったのだった。  神隠しのような長谷川さんの突然の失踪から10年。再び集まった英会話スク…
  • 【青春文学館】絶唱 湊かなえ著(新潮社) [本を読もう] (2020/11/14 20:48)

     私がこの本を読んだきっかけは、お気に入りの作家だったからだ。私はミステリー小説が好きで、中学生の時に「Nのために」を読んで、湊かなえさんを知った。本屋で「絶唱」を見て、おもしろそうだと思い選んだ。  この本は、阪神淡路大震災により、友人を失った4人がそれぞれの目的をもって奪われた人生を取り戻すために楽園を目指していく物語。自然災害は予期せずに訪れ、いとも簡単に命を奪っていく。しかし時が経つ…
  • 【青春文学館】オムレツ屋へようこそ!西村友里・作、鈴木びんこ・絵(国土社) [本を読もう] (2020/10/31 21:18)

     「オムレツ屋へようこそ!」という本を読んだ。私にとっての家族とは何か。そして少し大げさだけど、どう生きていくかについて考えさせられた物語だった。  主人公の尚子という女の子が、雑誌のフリーライターをしている母親の仕事の都合で、おじさんが営むオムレツ屋で暮らすようになるお話だ。そこで出会う双子のいとこやたくさんの人との交流から、「自分の宝物」を見つけ出していく。  心に残ったのは、モン…
  • 【青春文学館】青いあいつがやってきた!? 松井ラフ・作、大野八生・絵(文研出版) [本を読もう] (2020/10/17 19:07)

     この本を読んだきっかけは、「青いあいつがやってきた!?」という題名の「青いあいつ」というのはいったい何だろうと思ったからです。  主人公のサトシは、新しい街に引っ越します。お父さんとお母さんが新しい家を買ったのです。でもお父さんは遠くに転勤となり、お母さんは仕事に出るようになり、サトシは一人でいることが多くなりました。サトシは、引っ越したばかりでまだ友達がいません。  もしぼくが、転…
  • 【青春文学館】さよなら、田中さん 鈴木るりか著(小学館) [本を読もう] (2020/10/3 19:12)

     主人公の「田中さん」は、工事現場で働くお母さんと二人暮らしの小学6年の女の子。台所の茶だんすは、ある家の前に「ご自由にお持ちください」と書いて出してあった拾い物。でもお母さんにかかるとそれは「地球にやさしいリサイクル」となる。またある時友達の家に遊びに行って携帯電話を持っていたことを話すと、「糸電話作ったろか?」「自分で伝書鳩でも育てろや」という返し。貧しい生活ながら、この親子はそれが嫌だとか、…
  • 【青春文学館】わたしの苦手なあの子 朝比奈蓉子著(ポプラ社) [本を読もう] (2020/9/26 22:06)

     わたしは夏休み中にたくさん本を読んだ。その中でも特にお気に入りの本を紹介する。  この本は、二人の女の子の成長と友情の物語だ。ミヒロの学校に転校してきたリサ。リサは無表情で、ほとんどしゃべらない。ミヒロは話しかけたことがなく、苦手に思っていた。しかし、リサの足のきずあとのひみつを知ったことで、気持ちが変わっていく。でも仲良くなりたいのに仲良くなれない。  ある日、夏休みの宿題が出た。…
  • 【青春文学館】青いスタートライン 高田由紀子著(ポプラ社) [本を読もう] (2020/9/19 19:41)

     「むりかどうか…やってみなくちゃ…わからないと、思う」。この物語は、夏休みの間、一人で新潟県佐渡島の祖母の家で過ごすことになった主人公の颯太が、佐渡の海を1キロ泳ぐ遠泳に挑戦する物語だ。  颯太は、母が出産をひかえていることへの不安や友達に流されやすいことなどの悩みを抱えている。そんな颯太が遠泳に挑戦すると言った時、私はとても驚いた。いろいろな悩みを抱えているのに何かに挑戦しようと思ったそ…
  • 【青春文学館】シャーロック・ホームズの冒険 コナン・ドイル著、延原謙訳(新潮社) [本を読もう] (2020/9/12 19:36)

     最近読んで面白いと思った本は「シャーロック・ホームズの冒険」である。この物語は、名探偵ホームズが、依頼人からもたらされた奇怪な事件を、持ち前の推理力と洞察力で解決していくものだ。ホームズの魅力的で個性的な性格と、意表をつく事件の展開が読者の心をわしづかみにする。  ホームズは登場人物でさえ不思議に思う出来事も、少ない情報と人々の行動をヒントにして謎を解いてしまう。そしてホームズから事件の説…
  • 【青春文学館】かがみの孤城 辻村深月著(ポプラ社) [本を読もう] (2020/9/5 20:29)

     この本を読んでいる時、私は何度涙を流しただろうか。何度励まされたことだろうか。この本は「ぐっとくる」「じーんとする」といった言葉では言い表せないほどの感動を私に与えた。  学校に行きたくても行けない子どもたちが、不思議な存在に導かれて出会い、互いに心を通わせながら、一人一人が人生を見つめていくストーリーだ。子どもたちの心情が鮮明に描かれ、多くの人が自分の今までを振り返り、優しくなりたいと思…
  • 【青春文学館】殺意は必ず三度ある 東川篤哉著(光文社) [本を読もう] (2020/8/29 19:50)

     ミステリー小説は好きだろうか。私はよく読むが、友人にミステリー好きは少ないため、少し寂しい。友人に理由を聞くと「頭を使って難しいから」だそうだ。確かに、巧妙なトリックや複雑な人間関係が描かれ、近づき難いイメージがあるかもしれない。  そんな人に紹介したいのがこの推理小説だ。著者の代表作には映画化された「謎解きはディナーのあとで」がある。  物語は、鯉ヶ窪学園に通う赤坂通という男子高校…
  • 【青春文学館】ライギョのきゅうしょく 阿部夏丸・作、村上康成・絵(講談社) [本を読もう] (2020/8/22 19:22)

     わたしがこの本をえらんだきっかけは、タイトルの「ライギョのきゅうしょく」って何だろうとおもったからです。  このお話は、なかよしのライギョとタナゴがさかな学校の1年生になり、「ライギョ学級」と「タナゴ学級」にわかれてべんきょうをするところからはじまります。  ところが、ライギョは時間わりを見てびっくりします。ライギョ学級は、水曜日が「たまごのうみかた、そだてかた」。月、火、木、金曜が…
  • 【青春文学館】ともだちや 内田麟太郎・作、降矢なな・絵(偕成社) [本を読もう] (2020/8/15 20:40)

     わたしはこの本を2年生の時に一回だけ読んだことがあります。その時は、おもしろい本だなとしか思っていなかったけど、3年生になって道とくの時間にもういちど読んでみると、友だちについて考えるようになりました。  この本では、キツネさんが「ともだちや」を始めます。クマさんがお金をはらって友だちになったけど、クマさんはキツネさんにいやいやいちごを食べさせていたので楽しくなさそうでした。  次に…