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中国地方でも高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。「日常」を取り戻す鍵になるとも言われるワクチンで気になる20の質問について、厚生労働省や専門家たちの見解を基に解説する。(衣川圭)
1 どこに何回接種する?
上腕部に接種する。針が筋肉に届くよう真っすぐに刺す。回数は2回。今使っているファイザー社のワクチンは3週間後の同じ曜日に2回目を打つのが基本。3週間を過ぎたら…
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厚生労働省は13日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種に必要な人材確保のため、自治体が設ける接種会場への看護師派遣を来年2月末まで特例的に認める方針を決めた。現在はへき地を除き、医療機関への看護師派遣を原則禁止している。この日開かれた労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の部会に規制緩和案を示し、了承された。早ければ月内に労働者派遣法の省令を改正する。
今月12日には65歳以上の高齢者へのワクチ…
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厚生労働省は13日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種に必要な人材確保のため、自治体が設ける接種会場への看護師派遣を来年2月末まで特例的に認める方針を決めた。現在はへき地を除き、医療機関への看護師派遣を原則禁止している。この日開かれた労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の部会に規制緩和案を示し、了承された。早ければ月内に労働者派遣法の省令を改正する。
今月12日には65歳以上の高齢者へのワクチ…
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中国地方でも始まった、高齢者への新型コロナウイルスのワクチン接種。初日の12日は、鳥取県を除く4県の8市が行った。ワクチン供給量がまだ限られているため、集団感染のリスクが高い高齢者施設の入所者を優先する動きが目立つ。中国地方5県の対象者は約224万人。残る市町村の多くは5月中頃までに順次、接種を本格化する構えだ。
初日に接種を始めたのは呉市▽宇部市▽山口市▽防府市▽岩国市▽岡山市▽倉敷市…
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高齢者への新型コロナウイルスワクチンの接種がようやく始まった。
65歳以上の3600万人が対象となり、日本の人口の3割近くに上る。高齢者は重症化したり死亡したりするリスクが高い。ワクチンには感染予防や重症者を減らす効果が確認されている。医療現場の負担軽減にもつながることが期待される。
そして究極の目標は、接種を受けた人がウイルスへの免疫をつけ、それを強めることで社会全体で流行を抑…
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中国地方でも始まった高齢者の新型コロナウイルスワクチン接種。ワクチンの供給量が限られる中、専用電話の回線がパンクしたり、接種の枠がすぐ埋まってしまうなど、予約段階で混乱も広がっている。無料通信アプリLINE(ライン)などを通じて、読者からも予約が取りにくいという指摘が相次ぐ。「早い者勝ち」の状況の改善を求める意見も目立つ。
▽電話不利 安定供給いつ
広島県海田町は12日、集団接種…
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新型コロナウイルスワクチンの高齢者に対する優先接種が12日、山口県内でも山口市や岩国市で始まった。先行して届く約1万人分のワクチンについて多くの市町が高齢者施設での接種を軸に計画している。4月最終週以降の本格実施を前に「検証期間」と捉え、安全で効率的な会場運営や配送のノウハウを蓄積したい考えだ。
山口市は徳地堀の市徳地保健センターで75歳以上の40人へ集団接種した。接種を受ける人は屋外で…
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周南市は9日、高齢者に向けた新型コロナウイルスのワクチン接種の日程を発表した。26日から電話とウェブで予約を受け付け、5月10日から順次、集団接種と個別接種を始める。6月末までに約3万4千人が1回目の接種を終えることを目指す。
市内の高齢者約4万8千人へ3月末に接種券を発送したが、予約開始日などは未定だった。7割余りが接種を希望すると想定。集団接種は5会場を設け、病院や診療所の47カ所で…
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高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が、広島県内でも始まる。最も早いのは、12日から一部施設で「試行」する呉市。残る22市町も5月中旬までに順次スタートする。ワクチンの供給時期や量が見通せない中、年齢がより高い順に進めるなど、市町の対応はさまざま。住民は高い関心を寄せ、予約開始直後に枠が埋まった市町もある。
今月5日に予約を始めた三原市。7月4日までに4会場で行う「集団接種…
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広島県の安芸郡4町は、高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種の開始スケジュールを固めた。最も早い熊野町が24日からで、そのほかの3町も25日から5月10日にかけて順次始める。府中町は、商業施設のイオンモール広島府中を集団接種の会場にする。
熊野町は24日、町内の高齢者施設1カ所の入所者を対象に接種を始める。医療機関9カ所での個別接種は5月10日から、町民会館での集団接種は5月13、…
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尾道市は18日から、新型コロナウイルスのワクチンを65歳以上の485人に先行して接種する。民生委員、保健推進員をはじめ、病院や高齢者施設が選んだ高齢者を優先する。
同市には975回分のワクチンが来週届く予定。民生委員、保健推進員の約200人が18日に市総合福祉センターで集団接種する。残りのワクチンは旧尾道市、向島、瀬戸田地域の医療機関と御調、因島地域の高齢者施設に振り分け、19〜24日に接種す…
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新型コロナウイルスのワクチン接種を円滑に進められるよう、山口県と県内全市町の首長による会議が6日、山口市であった。12日に高齢者への先行接種が始まるのを前に、準備状況などの情報を共有した。
村岡嗣政知事と19市町の首長が出席した。県がワクチンの配分計画や、住民の接種状況を記録するシステムの注意点を説明。各市が先行接種に向けた現状を報告した。離島で集団接種を予定する周南市の藤井律子市長は「…
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ワクチン集団接種、安全に 広島市が訓練、流れなど確認
変異株予防行動「個人は変わらず」マスク着用や3密回避 広島大院・田原教授
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広島市は4日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種に向けて、中区の市立看護専門学校で模擬訓練をした。医師や看護師、市職員たち136人が受付から経過観察までの手順を確認した。
医師と看護師が予診と接種をするブースを五つ設置。受け付けや検温を終えた接種対象者が1人ずつブースに入り、接種を受ける流れを訓練した。車いす利用者や外国人住民、視覚や聴覚に障害がある人を含む43人分の接種の手順を45分…
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新型コロナウイルスのワクチン接種に関する岡山県の協議会は、65歳以上の高齢者向け接種についての対応案をまとめた。高齢者施設の入所者を今月中旬、入所者以外の高齢者を5月中旬に開始できるよう、準備を進めるとしている。
協議会が公表している資料によると、入所者以外の高齢者については5月9日までに接種券が届くよう発送を手配する。同10日に予約の受け付け、17日に個別・集団接種をスタートする計画で…
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呉市は3日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種に向けた模擬訓練を、実際の会場となる東保健センター(広古新開)で行った。もう一つの会場となる西保健センター(和庄)でも4日に訓練する。
被接種者役の20人の市民ボランティアたちを前に、新原芳明市長が「日常を取り戻せるよう、多くの人に接種してほしい。ご協力に感謝します」とあいさつ。医療従事者や市職員たち約40人が応対し、受け付け、待機、予診、…
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広島県神石高原町は、12日にも新型コロナウイルスのワクチン接種を高齢者施設で始める。医療従事者以外のワクチン接種では、備後地方では最も早い時期になる見込み。入所者以外の個別接種の予約受け付けも5日に始め、22日から接種する。
施設での接種はワクチンが届き次第、町立病院などの医師が行う。個別接種は同町福永の鈴木クリニックで22、23、26、27、30日に実施。約400人分を受け付ける。当面は供給…
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【サンパウロ共同】ブラジル連邦警察は、南東部ミナスジェライス州ベロオリゾンテで新型コロナウイルスの偽ワクチンを政治家や地元企業家らに“接種”したとして1日までに介護職の女を逮捕した。同国主要紙が伝えた。80人以上が被害に遭ったとみられる。
3月下旬、地元運輸会社の駐車場でコロナワクチンの秘密集団接種が行われたと報じられ、当局が捜査に入っていた。関係者は米ファイザー製のワクチン接種が実施されたと…
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新型コロナウイルスのワクチンで高齢者を対象にした先行接種が4月12日から順次始まるのを前に、山口県内の市町が準備に追われている。大半が電話の予約センターを設け、複数の市が3月31日に接種券の発送を始める。ただワクチンの供給量を見通せず、対象者に接種時期を示せない悩みも抱える。
岩国市は30日、同市室の木町の市保健センターで集団接種を訓練した。医師や看護師と市職員、老人クラブの会員たち約4…
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名古屋市は29日、4月14日から予定する高齢者向け新型コロナウイルスワクチン接種のクーポン券発送を始めた。発送先は、同市中区居住で、2021年度末までに80歳以上となる約6100人。30日にも対象となる各戸に配達される。
4月中はワクチン供給量が少ないため、地域や年齢層を限定して接種する。名古屋市の全16区のうち、大きな繁華街を抱える中区は累計感染者が最も多い。この日は市担当者が、クーポン券の…