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木造家屋が並ぶ一角で、洋風の建物が目を引く。広島市雑魚場町(現中区国泰寺町)にあった日本基督教団広島南部教会。爆心地から約1・2キロで壊滅した。外観を捉えた写真で確認されているのは、この一枚だけだ。
関係者がまとめた資料によると、教会は1929年に設立され、英語学校や幼稚園を併設する布教拠点となった。33年に火災で焼失し、翌年に礼拝堂が再建されたという。
広島流川教会(中区)が戦…
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春の全国火災予防運動(3月1〜7日)を前に、広島市安佐北区白木町の白木山(889・3メートル)で21日、林野火災を想定した消火訓練があった。市安佐北消防署員と安佐北消防団員たち55人が参加した。
登山者のたばこの不始末で山の中腹から出火、強風にあおられて燃え広がったと想定。消防署員と消防団員がホースなどを持って現場に向かった。約600メートル離れたため池からポンプで水をくみ上げ、つないだホース…
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近年発生した地震では、屋内の家具類の転倒や落下、移動により多くの人が負傷しています。また、家具などがストーブに転倒、落下することで、火災になるなどの二次的被害が生じています。転倒した家具や飛散したガラスが避難経路をふさぎ、避難が妨げられる危険もあります。
家具転倒による負傷や火災の発生、避難の障害になることを防ぐため、家具の配置や収容物を見直し、必要に応じて、家具の固定や扉への開放防止器具を…
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消防職員が日頃の勤務で感じた課題や改善点などを述べる広島県消防職員意見発表会の福山地区予選会が、福山市沖野上町の消防合同庁舎であった。福山地区消防組合の消防士16人が参加し、発表会に出場する2人が決まった。
審査員たち28人が聞いた。地区代表に選ばれた警防課の山根茂裕さん(28)は、マーケティングを活用した火災予防や応急手当ての広報活動を提案。年齢ごとにチラシや会員制交流サイト(SNS)など情…
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2015年に6人が死傷した広島市中区流川町の雑居ビル火災で、ゴキブリ駆除のために使った火を建物に燃え移らせたとして重過失失火と重過失致死傷の罪に問われた元飲食店店長高沢愛章(あいしょう)被告(30)=安佐南区=の控訴審の初公判が4日、広島高裁であった。弁護側は禁錮3年、執行猶予5年とした一審広島地裁判決には事実誤認があるとしてあらためて無罪を主張し、即日結審した。判決は4月22日の予定。
段ボ…