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2022年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

こども園 個性尊重の自由保育


理事長 永見 憲吾 (ながみ けんご)

―セントラルキッチンを今年1月に新設します。

 広島市安佐南区の本部横にあり、グループ内の高齢者福祉施設や認定こども園の食作りを担います。今後は1日約5千食を作る予定です。高齢者には高血圧や糖尿病など体調に合わせた食事メニューや、そしゃくが難しい人向けのミキサー食などを用意。一人一人に合ったきめ細かな食事を提供していきます。

―4月には「認定こども園サムエル広島こどもの園ベル分園」(安佐南区)を開園します。

 IGLグループの幼児教育は、1969年のスタート以来、半世紀を超える実績があります。このたび開園するのはグループ内で9番目となる認定こども園で、定員は123人です。私たちが力を入れているのは、自ら考え、判断し、行動する子どもの育成です。全員が同じ課題や活動に取り組む一斉保育ではなく、園児一人一人の人格を大切にした自由保育を実践しています。園内には植物をふんだんに取り入れ、遊戯室には「緑のカーテン」を設けるなど、園児が心穏やかに過ごせる環境にも配慮しました。

―新しい特別養護老人ホームも誕生予定です。

 今秋のオープンを目指し、南区に「IGLナーシングホーム信愛の郷」を建設しています。この施設の最大の特徴は、「インテリアは介護の一環」という考えに基づき、アートギャラリーを設置したことです。印象派を代表する画家クロード・モネの作品を中心に、多くの絵画をデジタル化して展示。見る人の心を癒やす空間を演出します。総合プロデュースは、インテリアコーディネーターの草分けである町田ひろ子さんにお願いしました。このアートギャラリーを軸に、保養地と呼ばれるような福祉リゾートを目指します。

―今後の意気込みを聞かせてください。

 ICT(情報通信技術)やデジタルトランスフォーメーション(DX)などの進展で、時代の流れが大きく変化する中、これからは「美感遊創びかんゆうそう」型の産業が中心になってくると考えています。しさや豊かな性、び心や造力といった付加価値を、これまで以上に私たちの仕事にプラスし、居心地のいい環境づくりを追求していきます。


「認定こども園サムエル広島こどもの園ベル分園」の緑のカーテン
概要
団体名IGLグループ
所在地〒731-0154
広島市安佐南区上安6丁目31-1
Tel 082(830)3355
設立1969年4月
事業内容高齢者福祉:介護老人保健施設ベルローゼほか40事業所
保育施設:幼保連携型認定こども園4園、保育所型認定こども園4園
専門学校:IGL医療福祉専門学校
医療・健康事業:クリニックアルペンローゼほか2事業所
関連事業:(株)エーデルワイスほか4事業所
職員数1400人(2021年11月現在)
ホームページhttps://www.igl.or.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2022年中国新聞元旦号に掲載したものです。