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2022年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

オーダースーツ 成長分野拡大


代表取締役社長 青山 理 (あおやま おさむ)

―業績が回復傾向にあります。

 当社の今期(2022年3月期)連結決算売上高は、前期比7.2%増の1730億円を予想しています。前期は新型コロナウイルス感染症拡大による臨時休業や時短営業がありました。今期は休業や時短営業が一部店舗に限られ、大半が通常営業となりました。不採算店舗の統廃合も一段落つき、コスト構造最適化を進めました。

―売り上げ回復にどのような施策を展開しましたか。

 19年秋から始めたオーダースーツブランド「SHITATE」の導入店拡大を積極的に進めました。21年9月末現在で253店舗に導入。今年3月までに既存店の約4割に当たる296店舗で導入の見込みです。将来は全店舗でSHITATEの販売ができるように、販売員教育も順次行っています。

 オーダースーツの販売単価は、既製服の約1.8倍あります。既製服を販売する中で、SHITATEの存在もお客さまに案内し、販売機会につなげています。レディースもキャリア向け商品の取扱店舗を広げるほか、フォーマル商品の強化店舗を選定し、重点的に対策を講じています。

―ウェブ活用に注力しています。

 21年9月末の段階でメール会員は約667万人、アプリ会員は約542万人、無料通信アプリLINE(ライン)やSNS(会員制交流サイト)の会員も伸び、総デジタル会員数は延べ1340万人になりました。21年5月に発表した中期経営計画ではAoyamaブランドパーパス「ビジネスのパフォーマンスを上げるパーツを提供する会社になる」を軸としたリブランディング施策を掲げました。ウェブ活用で顧客接点を拡大し、ライフタイムバリュー(LTV=顧客生涯価値)の最大化に努めます。

―今後に期待する点は。

 春先にかけて就活、入学式、入社式など、スーツやフォーマルウエアの需要が高まる時期です。今まで延期されていた結婚式や弔事などに関連したオケージョン需要の回復も見込んでいます。21年4月には、不動産事業部とリスク統括部を新設。グループの一元的な経営管理、監督機能を強化しています。グループ各社の連携を含めた「スクラム経営」を推進し、自立と協働によってグループ全体の持続的成長を図ります。


SHITATEを取り扱うコーナー
概要
社名青山商事株式会社
本社所在地〒721-8556
福山市王子町1丁目3-5
Tel 084(920)0050
設立1964年5月
事業内容各種衣料品の企画・販売に関する事業
資本金625億400万円
連結売上高1614億400万円(2021年3月期)
従業員数1万1290人(2021年3月期)
支社・支店・工場全国849店舗(洋服の青山・TSC・WHITE・UL・measure’s)
関連会社(株)青山キャピタル、(株)アスコン、(株)glob、(株)青五、ミニット・アジア・パシフィック(株)
ホームページhttps://www.aoyama-syouji.co.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2022年中国新聞元旦号に掲載したものです。