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2022年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

「Resco」初号機が稼働へ


代表取締役社長 奥原 祥司 (おくはら しょうじ)

—バージョンアップした主力製品の販売が堅調です。

 コンクリートやアスファルト舗装の基幹材料である骨材を生産する機械や、鉄骨建築の柱脚部分を担う製品が当社の主力です。昨年は破砕処理能力を1.4倍に高めた新型コーンクラッシャーを発売し、年間10台以上を納入しました。露出型柱脚・新型ジャストベースは発売から2年が経過し、介護老人保健施設や教育施設など幅広く採用されています。

—新型コロナウイルス禍の影響は。

 当社製品の多くは顧客の要望や現場の状況に応じカスタマイズするため、対面での営業が制限されるのは厳しいものがあります。それでも一定の収益を確保できたのは、当社の技術や対応を評価し設備更新を依頼してくださる顧客のおかげですね。また、意外なことに海外からの問い合わせと訪問依頼が増えてきています。当社製品が海外需要に合致している証しであり、今後の展開が楽しみです。社内では緊急事態宣言下での出社制限を機に、ウェブ会議用の大型モニターや自宅から社内パソコンを遠隔操作できる環境を整備しました。製造業のためテレワークができる仕事は限られますが、業務の無駄を洗い出して効率化を図り、時間外労働の抑制につなげています。

—広報活動を強化しています。

 2019年にJR呉駅前に看板広告を設置、20年はローカル番組でのテレビCM、21年10月からはラジオの時報CMも始めました。当社製品は一般にはなじみの薄い産業機械ですから製品PRではなく、「コトブキ技研」の名を広く認知してもらうことが狙いです。

 地域の活力回復も重要です。今年11月に広島県で開催される知的障がい者のスポーツの祭典への募金活動には、社を挙げて取り組みます。今後もさまざまな地域活動への参画・協賛・寄付などを通じて、元気な街づくりを応援していきます。

—最後に今年の抱負を。

 開発着手から9年。コンクリートの廃材から高品質な再生骨材を回収する画期的なシステム「Resco(リスコ)」の初号機がいよいよ3月から愛媛県で稼働します。解体コンクリートの完全リサイクルを目指し、循環型社会実現に貢献していきます。


再生骨材製造システム「Resco」
概要
社名コトブキ技研工業株式会社
本社所在地〒160—0022
東京都新宿区新宿1丁目8—1 大橋御苑駅ビル
Tel 03(3226)3366
設立1979年4月
事業内容建設機械・建築材料の製造、販売
建設機械(土木機械)のレンタル販売
資本金1億円
売上高40億400万円(2021年3月期)
従業員数104人(2021年10月現在)
支社・支店・工場広事業所・阿賀工場・東京営業所・大阪支店
ホームページhttps://www.kemco.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2022年中国新聞元旦号に掲載したものです。