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2022年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

変化を捉えて さらなる進化へ


代表取締役社長 尾上 善則 (おのえ よしのり)

―昨年、油圧ショベルの累計生産30万台を達成しました。

 広島に開発・生産拠点を構え、油圧ショベル「SKシリーズ」の生産を開始したのが1983年です。その後、時代のニーズに応える数々の製品を製造してきました。旧祇園工場、沼田工場、五日市工場からお届けした製品が30万台を達成したことは、私たちの新たな誇りとなりました。「ユーザー現場主義」の理念を貫き、さらなる飛躍を目指していきます。

―昨年はどんな年でしたか。

 社会全体がアフターコロナに向けて踏み出し始めました。当社では5カ年の中期経営計画元年にあたり、絶えず変化する業界環境の中で存在感を発揮し続けるために、新たなスタートを切りました。2015年に構想に着手した油圧ショベルの遠隔操作システム「K-DIVE CONCEPT」では、昨年9月、北海道のコックピットから広島にある機械を遠隔操作する実証実験に成功しました。実用化へ向けた検証を重ねていきます。クレーン分野では、国内フラッグシップモデルとなる「マスターテック7200G NEO」を発売しました。使いやすく、現場の働き方を大きく変えることを目指してフルモデルチェンジした200トン級のクローラクレーンです。「ユーザー現場主義」を体現した次世代クレーンとして、多くの現場で活躍してくれることを期待しています。

―今年の取り組みは。

 中期経営計画の2年目、計画実行への動きが本格化します。グローバルな視点で、各エリアのニーズに合わせた製品ラインアップを拡充します。また、環境リサイクル機械の海外展開、ICT(情報通信技術)建機の技術開発、遠隔操作の実現による建設業界の働き方改革など、社会変化に合わせたソリューションを提供するほか、当社の「モノ」づくりの力を最大限に生かし、お客さまの新たな価値創出につながる「コト」ビジネスの事業化も目指します。

―広島への思いは。

 広島に拠点を構える企業として、これまでも、駅や電車などに広告を掲載してきました。21年から、広島の象徴ともいえる広島東洋カープの本拠地・マツダスタジアムで広告掲載を始めました。広島を盛り上げる一員になれたような気持ちで、大変うれしく思っています。


油圧ショベルSKシリーズ
生産30万台記念式典の様子
概要
社名コベルコ建機株式会社
本社■東京本社
〒141-8626
東京都品川区北品川5丁目5-15 大崎ブライトコア5階
Tel 03(5789)2111(代表)
■広島本社
〒731-5161
広島市佐伯区五日市港2丁目2-1
Tel 082(943)5321(代表)
設立1999年10月1日
事業内容建設機械、運搬機械の開発、製造、販売ならびにサービス
資本金160億円
売上高3331億円(2020年度連結)
従業員数2263人(グループトータル8248人)【2021年3月末現在】
事業所(工場)広島事業所、大久保事業所、大垣事業所
関連会社コベルコ建機日本(株)、コベルコ建機エンジニアリング(株)、コベルコ建機インターナショナルトレーディング(株)、コベルコ教習所(株)、(株)ササイナカムラ、トーヨースギウエ(株)、(株)ワイズヨシハラ
ホームページhttps://www.kobelcocm-global.com/jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2022年中国新聞元旦号に掲載したものです。