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2022年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

楽しさと新しい飲み方を提案


執行役員
中四国統括本部 本部長
山本 泰利 (やまもと やすとし)

—ビールの新商品が消費者の心をつかんでいます。

 新型コロナウイルスの影響で増える「家飲み」をより楽しめる新商品、「スーパードライ 生ジョッキ缶」を2021年4月に発売しました。細かい泡が自然に発生し、飲食店のジョッキで飲む生ビールのような味わいを楽しめると人気です。SNS(会員制交流サイト)で爆発的な盛り上がりを見せるなど、若年層ユーザーにも浸透しています。

 9月には「マルエフ」の通称で親しまれている「アサヒ生ビール」の缶商品を発売しました。缶は1993年に終売したものの、コクやキレとともに、まろやかさも感じる味が飲食店で愛され、樽生だけ販売を継続してきた逸品。復活を望む声に応えました。いずれも想定を上回る注文で供給が追い付かず、ご迷惑をおかけしました。今年は体制を強化して取り組みます。

—飲み方の選択肢を広げます。

 お酒を飲む人、飲まない人、飲みたい時、飲めない時、あえて飲まない時など、さまざまな人々の状況や場面における“飲み方”の選択肢を広げる「スマートドリンキング」を提唱し、多様性を肯定する商品や環境づくりを推進します。第1弾として、アルコール分0.5%のビールテイスト飲料「アサヒ ビアリー」を昨年6月から全国で発売して好評です。さらに、アルコール分0.5%と3%のハイボール「ハイボリー」など、微アルコールカテゴリーのラインアップを強化。新たな市場を開拓しながら「スマートドリンキング」を推進します。

—水資源の保護にも熱心です。

 持続可能な水資源の利用に向け、2025年までに国内8カ所のビール工場で使用する水を100%還元する「ウオーターニュートラル」の実現を目指しています。工場の水使用量を削減するとともに、広さ2467ヘクタールの社有林「アサヒの森」(庄原市、三次市)で、森林が水を育み蓄える「水源かん養能力」を高めています。

—今年はどう取り組みますか。

 昨年の新たなチャレンジで得た手応えを確かな成長につなげます。期待を超えるおいしさや、楽しい生活文化の創造という使命を果たし、「全てのお客さまに、最高の明日を」を感じてもらえるよう、技術や強みを生かして力強く前進します。


基幹ブランドの「スーパードライ」
概要
社名アサヒビール株式会社
本社所在地〒130-8602
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
Tel 03(5608)5111
設立1949年9月(2011年7月に純粋持ち株会社化に伴い分割設立)
事業内容ビール類、その他酒類の製造・販売
その他上記関連業務
資本金200億円
売上高7583億円(2020年12月期)
従業員数5949人(酒類事業連結2020年12月現在)
支社・支店・工場営業拠点:国内9統括本部、生産拠点:国内ビール8工場
ホームページhttps://www.asahibeer.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2022年中国新聞元旦号に掲載したものです。