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2022年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

環境問題に対応した商品 充実


代表取締役 田中 友啓 (たなか ともひろ)

―紙やプラスチック製食品容器の企画、製造、販売を手掛けています。

 弁当や和洋菓子用のほか、ドリンクカップやカトラリーなど、商品は約20万種類あります。当社では、駅で旅情をかきたてるような駅弁や、野球場で高揚感を高める食品やドリンクを「ベネフィシャルフード」と名付け、食品の容器を通じて商品価値を高めています。

―2021年も新型コロナウイルス下での経営となりました。

 イベントの中止や人流の制限を受け、興行施設用の商品や弁当の需要は落ち込みました。一方で5月から業務用機器を扱う機械事業を開始しました。

 食品の通信販売業を手掛ける企業が増えており、急速凍結機の需要が伸びています。

―環境に配慮した商品の販売が伸びています。

 当社は15年前から環境問題に対応した商品に注力。近年、SDGs(持続可能な開発目標)への関心が高まり、取引先からの問い合わせが増えています。

 22年はサトウキビの絞りかすを素材にした「バガスモールド」などの環境対応商品のラインアップをより充実させる方針です。

 また、販売した飲料用の紙コップの回収やリサイクルを支援する事業を21年に始めました。SDGsの達成を目指す企業に、環境問題に取り組む事業の推進も提案しています。10月には埼玉県所沢市で行われたプロ野球の公式戦で、紙コップを回収する活動を支援しました。球場に回収ボックスを設け、使用済みの紙コップを収集。後日トイレットペーパーに再生し、球場に届けます。

―22年1月は創業90周年の節目。抱負をお願いします。

 社会から必要とされ続ける会社であるためには、食文化の発展と環境問題に貢献することが重要と考えています。

 当社は現在、海洋プラスチックごみゼロを宣言する官民連携組織体「GREEN SEA(グリーン シー)瀬戸内ひろしま・プラットフォーム」と、広島県の「ひろしま環境ビジネス推進協議会」に参加。地域課題に取り組んでいます。「環境対応商品といえばシンギ」といわれる会社を目指し、22年も努力を重ねます。


食品容器の使用例
概要
社名株式会社シンギ
本社所在地〒730-8662
広島市中区南吉島2-1-24
Tel 082(241)5194
創業1932年1月
事業内容食品容器(パッケージ)の企画・製造・販売
資本金3億1000万円
売上高173億円(2021年5月期)
従業員数206人(2021年11月現在)
支社・支店・工場15営業拠点(東京・大阪・名古屋など)、配送センター3カ所
関連会社(株)シンギホールディングス、(株)沖縄シンギ、(株)ハリマシギョウ
ホームページhttps://www.shingi.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2022年中国新聞元旦号に掲載したものです。