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2022年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

各電源の特徴生かしCO2削減


代表取締役
社長執行役員
清水 希茂 (しみず まれしげ)

—2021年5月に創立70周年を迎えました。

 子どもたちを対象とした記念行事として、広島県内にある当社の森林で間伐・植樹が体験できる「森林イベント」や、日本サッカー協会の協力の下、さまざまなスポーツの現役選手とOB・OGが講師となる「夢の教室」などを実施しました。これからも地域に根差した企業として、グループ一体となって地域社会の発展に貢献していきます。

—脱炭素社会の実現に向け、「2050年カーボンニュートラル」への挑戦を21年2月に公表しました。

 カーボンニュートラルの実現には、再生可能エネルギーの導入拡大が欠かせません。30年までに30万〜70万キロワットの新規導入を目標に、海外での洋上風力や水力発電事業への出資などを行っています。再生可能エネルギーは出力が自然条件に左右されるため、バックアップ電源である火力発電の環境負荷を低減させていく取り組みも進めています。広島県大崎上島町では、電源開発(Jパワー、東京)と共同で、高効率発電技術と二酸化炭素(CO2)分離回収技術を組み合わせた石炭火力「大崎クールジェンプロジェクト」を進めています。高効率火力である三隅2号機(浜田市)やバイオマス混焼発電の活用に加え、将来的には水素発電やアンモニア発電にも挑戦します。

—原子力発電の位置付けは。

 脱炭素社会の実現には、発電時にCO2を出さない原子力発電が果たす役割も極めて重要です。島根原子力発電所2、3号機(松江市)の稼働により、年間約700万トンのCO2排出削減が見込まれます。そのほかの取り組みを含めると、13年度比で約50%の削減が可能となります。それぞれの電源の特徴を生かしながら、脱炭素化に取り組んでいきます。

—競合他社に対しての中国電力の特徴を教えてください。

 当社の会員制ウェブサイト「ぐっとずっと。クラブ」にご加入いただくと、毎月の電気料金などでポイントがたまり、中国地域の特産品や地元スーパーのポイントなどに交換していただけます。現在、冬のエコな暮らしを応援する「冬のecoライフキャンペーン」を実施しています。今後も当社ならではの地域密着サービスの充実を図っていきたいと考えています。


会員制ウェブサイト「ぐっとずっと。クラブ」
概要
社名中国電力株式会社
本社所在地〒730-8701
広島市中区小町4-33
Tel 082(241)0211
設立1951年5月
事業内容電気事業等
資本金1970億2440万円
売上高1兆1477億円(2021年3月期)
従業員数4807人(2021年4月現在)
事業所等支社5カ所、セールスセンター23カ所、カスタマーセンター2カ所、料金センター1カ所、水力センター2カ所、発電所101カ所
関連会社グループ会社63社(2021年9月現在)
ホームページhttps://www.energia.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2022年中国新聞元旦号に掲載したものです。