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2022年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

販路拡大 広島の味を九州でも


代表取締役社長 河野 充志 (かわの あつし)

―広島風お好み焼きの販売エリアが広がりました。

 当社は、取引先であるセブン―イレブン・ジャパン(東京)向けの弁当や総菜、軽食、スイーツなどを製造しています。メインの「チルド広島風お好み焼き」は、2021年10月から、福岡県や佐賀県など九州北部エリアのセブン―イレブン約1400店に供給をスタートしました。中四国、関西エリアを合わせると、約5800店に納品しています。定番の肉玉そばにイカ天を増量したお好み焼きは、九州エリアでも好評です。

―デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。

 21年3月から、DX推進プロジェクトを設置し、社内の基幹システムの見直しを進めています。当社の従業員は約2千人おり、外国人も700~800人います。複雑化する勤怠管理や人事・給与システムを根本から変え、一元的なシステムの構築を目指します。ペーパーレス化にも着手します。今まで紙で管理していた温度の記録などを、タブレットやスマートフォンで確認できるようにして、省力化を図ります。定型的な事務処理を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入にも挑戦していきます。

―東広島工場(東広島市)にバイオマス発電を導入します。

 現在、工場敷地内にバイオマス発電施設を建設しています。これは商品を製造する過程で出てくる、キャベツの芯などの生ごみを原料として発電するものです。温室効果ガスの排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを進め、今後は太陽光発電も検討していきたいと考えています。発電施設の稼働は今春を予定しています。

―21年に創立50周年を迎えました。

 コーポレート・スローガン「Happy Together」は、従業員や家族、取引先や地域の皆さまなど多くの人の幸せを求めるという当社の原点です。51年目のスタートにあたり、再び原点に立ち返り、新たな歴史を刻みたいと意気込んでいます。22年はお好み焼きに続く、新しい冷凍食品の発売も予定しています。地元のおいしい料理や優良な食材、調味料などを全国に広めることができる商品をお届けします。


創立50周年記念誌(左)と細川匡会長(ペンネーム惣才翼)の小説
概要
社名デリカウイング株式会社
本社所在地〒738-0039
廿日市市宮内工業団地2-5
Tel 0829(39)4411
設立1971年11月
事業内容セブン―イレブンへのお弁当、おにぎり、サンドイッチ、お好み焼き、惣菜、軽食、スイーツ等の製造・開発
資本金1億円
売上高193億7049万円(2021年2月期)
従業員数2001人(2021年9月現在)
工場拠点広島工場、岩国工場、デザート工場、東広島工場
関連会社(株)ウイング
ホームページhttp://dwing.co.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2022年中国新聞元旦号に掲載したものです。