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2022年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

60周年 健康的なおいしさ追求


代表取締役
社長執行役員
足利 直純 (あしかが なおずみ)

—2021年4月、社長に就任しました。抱負を聞かせてください。

 食品メーカーの生命線である「おいしさ」の追求にさらに取り組んでいきます。私は、おいしさというのは舌だけでなく頭でも感じるものだと考えています。原料や製法へのこだわりを知ったり、体にいいと思って食べたりするとさらに味わい深く感じられます。今後は「健康にもいい」「地球にもいい」といった頭で感じる要素も加えながら、安心・安全なおいしさをお客さまにお届けしていきます。

—長期ビジョンを策定しました。

 30年3月期を着地点とする長期ビジョン「あじかんV30」では、「需要創造」「利益構造改革」「経営品質向上」を進め、「選ばれる企業」になることを基本方針に掲げています。具体的には、業務用食品事業の構造改革、ヘルスフード事業と海外事業のさらなる拡大、新規事業などに取り組んでいます。

 21年7月には、北米での販路拡大に向け、ロサンゼルスに販売子会社「AHJIKAN FOODS,INC.」を設立。現地での営業活動を強化し販売促進を図ります。新型コロナウイルス禍で健康志向が高まる中、好調が続くヘルスフード事業は、30年3月期の売上高を82億円と現在の約2倍に引き上げる計画です。

—新製品の発売が続きます。

 ビタミンDと乳酸菌を配合した「栄養とろけるごぼうスープ」を21年11月に発売しました。12月には地元の素材をぜいたくに使った卵焼きの通信販売をスタートするなど、多彩な商品を提案しています。来月にはイチョウ葉エキスを配合し、「腸脳相関」をテーマにしたサプリメント「ごぼう茶プリ」も発売予定です。

 他社とのコラボ商品も積極的に展開しました。菓子製造のモーツアルト(廿日市市)と「からす麦とごぼうの焼きたてクッキー」を21年4月に、だし製造のマルトモ(愛媛県伊予市)と「ごぼうだしの素」(製造販売者マルトモ)を9月に発売しました。

—目指す企業像は。

 あじかんは今年、創業60周年という大きな節目を迎えます。社是でもある「共存共栄」をモットーに、これからもおいしさを追求しながら、「味で感動していただける企業」を目指していきます。


卵焼きや巻きずし、ごぼう茶など多彩な商品
概要
社名株式会社あじかん
本社所在地〒733-8677
広島市西区商工センター7丁目3-9
Tel 082(277)7010
設立1965年3月(創業:1962年10月)
事業内容鶏卵加工製品・野菜加工製品・水産練製品・その他食品の製造、販売、および卸売、農産物の生産、販売ならびに運輸業
資本金11億225万円
売上高416億4694万円(2021年3月期)〔個別〕
従業員数1431人(平均臨時雇用者664人)(2021年3月末現在)〔個別〕
支社・支店・工場工場5、営業所36、開発本部・ヘルスフード事業部1
関連会社(子会社)国内2、海外4
(持分法適用関連会社)海外1
ホームページhttps://www.ahjikan.co.jp/

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2022年中国新聞元旦号に掲載したものです。