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2022年新春トップインタビュー 広島のトップが想いを語る

バングラデシュでの生産 強み


代表取締役社長 矢口 靖司 (やぐち やすし)

―2021年の事業環境は。

 テーマパークの制服やプロスポーツのグッズなどを取り扱うコンテンツビジネスサポート事業は苦戦を強いられました。新型コロナウイルスの感染拡大による休園や休業、入場制限などが大きく影響しました。一方、20年から取り組みをスタートしたユニホーム事業では、16年に進出したバングラデシュで生産体制を整え、運送業や食品関連などの企業のユニホームを受注しました。景気変動に比較的左右されにくいユニホームマーケットを積極的に開拓していきます。

―新規事業が好調です。

 消費者と電子商取引(EC)などで直接つながるDtoC(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)事業に21年、本格参入しました。契約したインフルエンサーと協業して洋服やアクセサリーなどを製作、販売しています。巣ごもり需要に応じ、アロマグッズや手帳など未経験の商品開発に取り組んだほか、インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディングなども活用しました。21年の売り上げは計画を大きく上回り、手応えを感じています。さらなる成長へ向け取り組みを強化します。

―デジタル化への取り組みは。

 DtoC事業をさらに成長させるため、グループ全体でECビジネスのスキルを磨いています。21年、管理職を中心に6回の研修を実施。デジタルを活用するスキームなどを学びました。

 また、22年1月に、改正電子帳簿保存法が施行されます。領収書や請求書を電子保存する際の条件が大幅に緩和されることに合わせて、ペーパーレス化にも取り組みます。

―新分野にも挑戦します。

 ライフスタイル雑貨のブランド「GOOD LINEN SUPPLY(グッド・リネン・サプライ)」を21年10月にスタートしました。繊維が長く、柔らかいリトアニア産のリネンで作った寝具やキッチンクロスなど11アイテムを今春から発売。培った感性を生かしてブランドを育てます。アパレル市場はコロナ前に戻ることはないともいわれます。既存の事業だけに頼るのではなく、ユニホーム事業をはじめDtoCなど、新たな領域のマーケットを積極的に開拓し、変革に挑みながら着実な前進を図ります。


東京本社(左)と広島本社ビル
概要
社名株式会社アスティ
所在地 ■広島本社
〒733-8641
広島市西区商工センター2-15-1
Tel 082(278)1111
■東京本社
〒140-0002
東京都品川区東品川2-5-8 天王洲パークサイドビル14階
Tel 03(5781)1800
設立2006年9月
創業1950年5月
事業内容アパレルおよびバッグの企画・生産、アパレル卸、地域・地方卸
資本金1億円
売上高95億8300万円(2021年2月期、グループ連結)
従業員数135人(2021年3月時点、グループ連結)
関連会社(株)アロックス、(株)アスコット
支社・支店・工場ダッカ事務所
ホームページhttps://www.asty.co.jp

企画・制作/中国新聞社地域ビジネス局
※2022年中国新聞元旦号に掲載したものです。