フランシス・ベイコン・インタヴュー デイヴィッド・シルヴェ... 文化 小山田浩子の本棚掘り 2022/5/21 現実の歪みを見つめる フランシス・ベイコン(ベーコン)と、彼の長年の友人の美術批評家デイヴィッド・シルヴェスターの対話をまとめた本だ...
<優秀賞> 好敵手 澤原理乃 文化 中国短編文学賞 2022/5/21 「お姉ちゃん、私の髪形、他人の目から見ておかしくない?」 今日は、黒いストレートのボブをヘアカーラーで内巻きにし、大きな水色のピンで...
<優秀賞> 口紅 沢見礼子 文化 中国短編文学賞 2022/5/20 持ってきたのは、グリーンのアイシャドウだった。いつも自分が使っているかすかにラメの入ったモスグリーン。チップを母の瞼に載せる。そう...
第54回中国短編文学賞で大賞を受賞した 藤田雄一(ふじたゆ... 文化 この人 中国短編文学賞 2022/5/19 妻に先立たれ、孤独感を深める老人を描いた「おいおい」が、中国短編文学賞の大賞に選ばれた。考え抜いた駄じゃれやオチをちりばめ、滑稽な...
<大賞> おいおい 藤田雄一 文化 中国短編文学賞 2022/5/19 昨日は妻の月命日だったから夜更けまで飲んだ。起きると昼で、テレビをつけるとうるさい。消すはずがボタンを押し違えてチャンネルが変わり...
生きる切実さと向き合う 中国短編文学賞、大賞の藤田さん【動画】 文化 中国短編文学賞 2022/5/18 第54回中国短編文学賞(中国新聞社主催)は、山口市の高校教諭藤田雄一さん(41)たち3人の受賞が決まった。新型コロナウイルス禍の生...
深刻な題材にもユーモア 第54回中国短編文学賞の選考を終え... 文化 中国短編文学賞 2022/5/18 ▽小説的な流れ・要諦心得た力作 皆さん、腕を上げたなあ、というのが最初の感想です。文章が整い、ひっかからずに滑らかに読むことができ...
「広島本大賞」8作品をノミネート 6月から地元書店でフェア 文化 地域 2022/5/13 広島県内の書店員たちが、地元ゆかりのお薦め本を選ぶ第12回「広島本大賞」のノミネート作品が決まった。8月上旬に大賞を発表する。 ノ...
ナスと宇宙「短歌の力」 東直子さん雑誌選歌欄を一冊に 文化 2022/5/6 広島市安佐北区出身で歌人、作家の東直子さん(58)が、「短歌の時間」(春陽堂書店)を刊行した。2015~21年、月刊誌「公募ガイド...
中原中也賞の国松さん「楽しく読んで」 山口で贈呈式 受賞作... 地域 文化 2022/4/29 現代詩人の登竜門とされる第27回中原中也賞の贈呈式が29日、山口市内のホテルであった。「たましいの移動」(七月堂から出版)で受賞し...
うろん紀行 わかしょ文庫著、代わりに読む人刊 文化 小山田浩子の本棚掘り 2022/4/28 うつろい 自分であり続ける 広島らしい写真を送るよう頼まれ原爆ドームを撮った。帰りのバスの時間が迫っており急いで撮影し確認すると暗い...
使う人を楽しませる 文化 言ノ葉ノ箱 東直子 2022/4/28 衣服、カーテン、壁紙、鞄(かばん)、ハンカチ、食器など、日々の暮らしで使う物には、さまざまな模様が施されている。道具を使うという点...
広島にときめく、ご当地文芸 17日に市内のフリマに出品 文化 ライフ 2022/4/16 再開発で姿を消した市場や趣のある路地裏、盆灯籠に彩られた墓…。広島の街の風景や人間模様を独自の視点で描いた探訪記や漫画が、じわり注...
福ミス受賞作「ヘパイストスの侍女」出版 東京の白木健嗣さん 地域 文化 2022/4/10 広島県福山市の「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を昨年受賞した東京都墨田区の会社員白木健嗣さん(32)の「ヘパイストスの侍女」...
「短歌の個人販売」あなたのために詠みます 周南出身の木下龍... 文化 2022/4/7 依頼者から受け取ったお題をもとに、歌をつくる。個人が抱える苦しみや心細さに、そっと手を当てるような言葉を選び抜く。山口県周南市出身...
谷崎潤一郎宛ての中也詩集発見 署名入り「山羊の歌」、2月2... 地域 文化 2022/2/25 山口市出身の詩人中原中也が、作家谷崎潤一郎に贈った署名入りの詩集「山羊(やぎ)の歌」が見つかった。2人の関係を示す初めての資料とみ...
清水町先生 井伏鱒二氏のこと 小沼丹著、ちくま文庫 文化 小山田浩子の本棚掘り 2022/2/24 交流の逸話におかしみ 小沼丹が書いた、清水町先生=井伏鱒二についての文章を集めた本だ。庄野潤三の本書解説によると、小沼が学生時代に自...
ブラッド・メリディアン あるいは西部の夕陽の赤 コーマック... 文化 小山田浩子の本棚掘り 2022/1/25 同居する美しさと残酷さ 吉村萬壱さんがオンラインイベントで言及しておられたのがきっかけで読んだ。 19世紀半ばのアメリカ、14歳の少...
文芸誌「河」、40号で幕 福山で46年、作品寄せ合い最終号 地域 文化 2022/1/19 福山市の文芸愛好家たちでつくる同人誌「河」が、今月発行の40号で46年の歴史に幕を閉じた。メンバーの高齢化などで発行が難しくなり、...